「見上げてごらん夜の星を」
後に多くのミュージカルを手がけたいずみたくさんの、
初めてのミュージカル作品。
そしてその主題歌として100年後も
歌われるような曲を、
そして日本のミュージカルの未来をかけて
生まれたのが
ご存知「見上げてごらん夜の星を」。
そんなミュージカルが今年再演され、
昨日の千秋楽を観劇。
坂本九が主演した際のVTRなどは残っておらず、
初めて「見上げてごらん夜の
星を」という曲の原点をみてきました。
いずみさんがミュージカルを作られる
過程も盛り込まれた2012年版で
若さあふれる、清々しくすばらしい舞台でした。
終演後、永六輔さんとのトークショーも秘話が満載で
客席ともども大盛り上がり。
永さんの言葉で印象的だったのが
舞台、ライブというのは
その場でやった限り残らない。
またアトリエフォンテーヌという歴史ある上演した劇場も
取り壊しが決まってることを受けて
『記憶こそ何よりの財産なのだ』
という言葉がみにしみました。
その後、わたしも「見上げてごらん夜の星を」
を歌わせていただきました。
この曲が生まれた場所で、いずみたくさんの人生が刻まれた劇場で
作者の永六輔さんのおとなりで(一緒に歌ってくださっていました)
愛がこもった空間は魔法がかけられたようで
まさに『記憶こそ財産』な
時間でありました。