<OrigamiATCとは>
ATCとは「アーティスト・トレーディング・カード」の略。2.5×3.5インチ(64×89mm)の大きさで、好きなように表現して、交換したりコレクションしたりして楽しむカードの事です。
折り紙を使ったATCを、OrigamiATC(オリガミ・エーティーシー)と呼んでいます。
10月20日の交換会は、郵送参加30人、リアル参加2人で合計32人の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回のテーマは「家族」でした。
本日は、郵送参加のうち横構図の作品ご紹介(後半)です。
これまでにご紹介した作品は下記でご覧いただけます。
以下敬称略。
左)
タイトル=おばけファミリー 作者=Sophy 折り紙作品=おばけの家族・三角帽子:自作
中央)
タイトル=子猫の兄妹 作者=Nyaon 折り紙作品=子猫・トラ・ライオン:いしばしなおこ・作
右)
タイトル=We are family 作者=Harumi Takano 折り紙作品=Face: Didier Boursin、Designed idea from Pink Stripey Socks
Sophyさんも、よくテーマに合わせて作品を作っていらっしゃいます。今回のおばけの家族は、1対3の比率の紙1枚で折っているそうです。Sophyさんらしい、ほのぼのしたおばけ家族です。ブログ「Sophyの手作り大好き♫」では、背景違いのカードも見ることができます。
Nyaonさんのカードは、下写真のように白いもくもくを引っ張ると、兄妹が考えている将来の姿(?)が現れる、とてもかわいいカードです。80年代の懐かしのヒット曲「めだかの兄妹」の3番までのうち2番をモチーフにされたそうです。私は1番と3番は歌えるのですが、なぜか2番が記憶から抜けていました。子猫のポーズが3匹とも異なるのですが、他のカードと比べると、もっとバリエーションがあったようです。
Harumi Takanoさんは、よく外国の方の作品を使っていて、「こんな作品もあったんだ」と思わせてくれることが多いです。今回の顔もとてもユニークです。元はDidier Boursinさんという方の作品で、顔部分だけなのですが、Pink Stripey Socksというサイトでこれに髪の毛をつけるなどのアレンジが紹介されているのを使ったそうです。
左)
タイトル=にわとりとひよこ 作者=Reiko 折り紙作品=にわとり・ひよこ:丹羽兌子・作
中央)
タイトル=ピヨピヨ家族 作者=まるみ 折り紙作品=おんどり・めんどり・殻付きヒヨコ・ヒヨコ:丹羽兌子・作
右)
タイトル=にわとりの親子 作者=Setsuko 折り紙作品=にわとり・ひよこ:笠原邦彦・作
「家族」から連想しやすい動物はニワトリだったのでしょうか。実は私も最初何となく考えました。丹羽兌子さんの作品使用率が高いのに、作品は被っていないのが興味深いです。Reikoさんのカードは、卵が一斉にかえったところで賑やかな感じです。
まるみさんのカードでは、めんどりの羽にひよこが入っていて、とても楽しそうなニワトリ一家が表現されています。
Setsukoさんのカードは、それに比べて背景の色も落ち着いていて静かな感じです。ひよこが直立して親鳥と目を合わせている感じが、「めっ」と怒られているようにも見えます。
左)
タイトル=昔あそび 作者=キャベツ 折り紙作品=大人・子ども、農家:朝日勇・作、風車:伝承
中央)
タイトル=ナス科族(かぞく) 作者=水上和代 折り紙作品=トマト:山口真・作、ナス・シシトウ・パプリカ・ジャガイモ:トマトの変形
右)
タイトル=ボクも家族 作者=Mishin 折り紙作品=イヌ:いしばしなおこ・作、家:朝日勇・作
キャベツさんは初参加です。偶然このブログを見つけて「締め切りに間に合う」と思ってご参加いただいたようです。ありがとうございます。和紙を貼った台紙や、背景に使っている和風レトロな柄の紙が、昔なつかしさを演出しています。
水上和代さんは、「家族」を拡大解釈してナス科の野菜を作ったそうです。トマトはともかく、じゃがいもまでナス科ナス属だったんですね。そういえば、接木でジャガトマが作れるっていうのは有名な話ですから、同族なのは当たり前ですよね。ちなみにパプリカとシシトウは、ナス科トウガラシ属らしいです。
Mishinさんは、ペットも家族の一員ということで、昔飼っていた犬をモチーフにされたそうです。ペットを連想する方は多いかなと思っていたのですが、Mishinさんお一人でした。元気いっぱいに駆け回るワンちゃんが表現されています。
左)
タイトル=思慕 作者=Pino 折り紙作品=カワセミ(アレンジ):青木良・作、おしどり(アレンジ):高濱利恵:作
左下)
タイトル=思慕 作者=Pino 折り紙作品=カワセミ(アレンジ):青木良・作、おしどり(アレンジ):高濱利恵:作
右)
タイトル=思慕 作者=Pino 折り紙作品=カワセミ(アレンジ):青木良・作
3枚とも濱田廣介・著の『椋鳥の夢』から発想して3つの場面を作られたそうです。左→左下→右の順に物語は進行するようです。巣の部分にすすきの穂を貼り込んだり、枝に木の皮を使ったりと、素材感にこだわりが感じられます。枝にラメ粉を散らして雪を表現しているのがいいなと思いました。
次回はリアル参加のカードをご紹介して、10月のご報告を終わりにしたいと思います。
<12月の交換会のお知らせ>
・次回12月22日(日)のテーマは「初(はじめて)」です。
・郵送参加の締め切りは12月19日(木)です。
・詳細は下記をご覧ください。
==>> OrigamiATC交換会参加要項(12月22日(日)開催対応)
<『OrigamiATC通信』購読のご案内>
『OrigamiATC通信』は、超零細ボランティア団体であるOrigamiATC研究会が発行している、フルカラーA4サイズ、10ページの会報です。半年間に集まったカードのご紹介を中心に、OrigamiATCの情報を発信しています。現在、第3期(5号・6号)の購読者を募集しています。5号は2019年8月発行、6号は2020年2月発行予定です。年間講読費は600円です(送料・封筒代含む)。購読をご希望の方は、info@origami-atc.jpまでお問い合わせください。
▼第5号の1ページ目
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