8月10日(月・祝)後楽園ホール「PURE-DREAM200~ PURE-J3th &Leon20th Anniversary」 11:30
※オフィシャル記者寄稿


1、大空ちえデビュー戦 シングルマッチ15分1本勝負
久令愛 vs 大空ちえ


 25年続いたJWP女子プロレスのイズムをそのまま受け継ぐ形で旗揚げしたPURE-Jが、旗揚げ3周年大会を迎えることとなった。オープニングマッチでは生え抜き4人目となる新人・大空ちえがデビュー。昨年12月に入門した大空は北海道出身の26歳。リングネームは北海道とPURE-Jの虹をイメージして名付けられており、エキシビションマッチでは気迫あふれるファイトで高評価を受けていた。いよいよ迎えるデビュー戦に「胸を借りるつもりでどんどん向かっていきたいと思います。このPURE-Jを私も有名にしていきたいなと思いますので、その一員になれるように頑張っていきたいと思います!」と意気込みを語る。一方、昨年8月の後楽園大会でデビューした久令愛はプロレスラーとして1周年を迎えた。大空に対し「彼女とはずっと自粛期間中も練習してて、私がデビュー戦の相手って言われた時にはホントにすごい心に来るモノがあります」と深い感慨を持って受けて立つ。

2、スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負
勝愛実&マリ卍 vs ライディーン鋼&谷もも(Beginning)

 着実に人気と実力をつけているPURE-Jのホープ『愛卍』勝愛実&マリ卍。当初は松本浩代&優宇との久々の対戦が予定されていたが、大会の2日前に他団体でコロナウイルスの陽性となった選手と同じ大会に出場していたことから、松本と優宇が今大会への出場を自粛することに。急きょ『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももとのタッグ対決にカードが変更された。PURE-Jへのレギュラー参戦で憧れのWANTED入りを果たしたアクトレスガールズの谷は、大舞台で自分をアピールするチャンスとなる。勝は谷について「対戦は2回目ですけどメキメキと力をつけてきてる印象です」と話し、「カードは変わりましたけど、1番はリング立てることが嬉しい。軸はブレずに愛卍の闘いを届けていきたいです」と気持ちを切り替えている。

3、迷勝負数え歌 タッグマッチ 20分1本勝負
KAZUKI&&ジャガー横田 vs 米山香織&倉垣翼

 前述の大会に出場していたAKARIも出場が叶わなくなり、WANTED軍vsボリショイ・チルドレン軍による8人タッグマッチは中止。『迷勝負数え歌』という名の抗争を繰り広げているKAZUKIと米山香織が、それぞれ助っ人参戦となるジャガー横田と倉垣翼をパートナーにしてのタッグマッチが行なわれる。KAZUKIと米山の世界の中で、現役最古参のジャガーはどのようなファイトを繰り広げるのか?

4、Leon20周年記念試合 タッグマッチ 20分1本勝負
Leon &アジャ・コング (OZアカデミー)vs  AKINO (OZアカデミー)&小林香萌


 セミファイナルは今年でデビュー20周年という大きな節目を迎えたLeonの記念試合。師匠のアジャ・コングとタッグを組むLeonが、デビュー当時の先輩だったAKINOと対峙。AKINOのパートナーは出場自粛の高瀬みゆきに代わって、OZアカデミーのユニット『Mission K4』でAKINOと同門の小林香萌に変更となった。しかし、Leonと小林のルチャ・リブレをベースにしたテクニカルな攻防には定評があり、相手にとって何も不足はないだろう。7月には中森華子を破り無差別級チャンピオンへの返り咲きを果たしたLeon。2人の大先輩と会場のファンに対し、現在も進化を続けている姿を見せつけてくれるはずだ。

5、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
〈王者組〉春日萌花&真琴 vs 中森華子&山下りな〈挑戦者組〉


 旗揚げ3周年記念大会のメインイベントはタッグ選手権試合。昨年8月の王座奪取から1年に渡ってベルトを保持し続けてきた春日萌花&真琴に、中森華子&山下りなが挑戦する。闘いを経て絆が生まれた中森と山下はこれまでタッグを組んだ回数こそ少ないものの、個々の力とベルト奪取への強い意思を共有しており、春日&真琴にとって過去最大の難関となるだろう。PURE-Jになってからタッグ王座を獲得していない中森は、「デイリースポーツ認定女子タッグは私が初めて巻いたベルトでもあって、すごい思い入れがあります。もう1度あの景色を見たいです。1番倒したいタッグチームを必ず倒して、4年目のPURE-Jは私たちがタッグチャンピオンとして熱くしていきたいと思っています」とコメント。王者・春日は「強い人と闘ってそれを倒してこそ自分が王者でいられると思うし、さらにベルトの価値も上げられると思います。ベルトとともに自分も成長させられたなと思っています。私は、プロレスはホントに自分の生きる道だと思ってます! 私の生き様をたくさんの人に見てほしい。しっかりと防衛して2年目のチャンピオンを迎えたいと思います」と譲らない構え。4年目のPURE-Jを牽引していくのは、どちらのチームになるのか!?