◇4月15日(日)後楽園ホール 11時45分
「PURE-DREAM 2018」の見どころ。
※オフィシャル記者寄稿

1、マリ卍デビュー戦 15分1本勝負
マリ卍 vs 藤ヶ崎矢子

 4ヶ月ぶりとなる後楽園ホールでのビッグマッチ。昨年末よりGPSプロモーションとのダブル所属となった道江まりがリングネームを『マリ卍』(まりまんじ)とし、PURE-J一期生としてデビューを果たす。身長163.5cm、体重68kgという恵まれた体格で目指すはパワーファイター。藤ヶ崎矢子を相手にどれだけ向かっていけるか? 「プロレスラーになることが夢だったので、“これからどうなっていくんだろう?”ってみんなに思って頂けるような試合ができたらいいなと思ってます」と意気込みを語る。


2、WANTED☆ウォリアーズvsチーム波波 スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
KAZUKI &ライディーン鋼 vs水波綾(WAVE)&小波(GPS)

 タッグの頂点を狙うため『WANTED☆ウォリアーズ』として再始動したKAZUKI&ライディーン鋼が後楽園ホールに初登場。水波綾&小波を迎え撃つことになった。昨年の旗揚げ前後に闘いを繰り広げていた小波は、「よく思い出したら負けたりもしていますが、私の中では自分が勝ったイメージしか出てきません。後楽園では10万円取り返しましたし、花やしきではKAZUKIさんにシングルで勝っています。全然負ける気がしないんですよね」と、今回も現金を賭けての試合を要求。PURE-J初参戦となる水波は「“明るく激しく熱く”をモットーにプロレスをしておりますので、熱さを皆さんにお届けしたいと思います」とコメント。タッグワークでは上回るであろうWANTEDだが、個々の実力で十分に対抗しうる2人を相手に見事勝利をあげることができるか?


3、ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い 20分1本勝負
藤ヶ崎矢子 vs 真琴
※藤ヶ崎矢子が自分の事を可愛いと思っているレスラーを成敗していくシリーズ

 この日2試合目となる藤ヶ崎矢子はビジュアルハンターとして登場。グラビアなどの活動も多く、過去7枚のイメージDVDを出している真琴のハントに挑む。記者会見の席で真琴は「可愛いと勘違いしている女子レスラーを矢子ちゃんが倒していくシリーズということなんですけど、すごく余計なお世話ですし。矢子ちゃんが美に対してとても努力していることは知っているので、もし私に勝ったらイメージDVDの会社に連絡して、お仕事とか持ってきてあげてもいいですよ」と挑発。即座に拒否した藤ヶ崎は「真琴さんと私のすっぴん、顔いっしょだと思うんですよ。それをずっと前から言いたくて言いたくてしょうがなかったんです。だから指名させて頂いたんです」と言い放つ。真琴は「私も化粧でけっこう変わる顔なんですけど…似てはいないと思います」と返答した。


4、スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
勝愛実 vs 浜田文子(WAVE)

 後楽園大会では大物相手のシングル対決が続く勝愛実が、今大会では浜田文子と一騎打ち。再デビューから3年となる勝は、「浜田文子選手のことはものすごくリスペクトもしていますけども、胸を借りるために指名したわけではないので。どの選手とも対等に闘っていく選択として指名しました。これまでを振り返ってみても大きな結果を出せたわけでもなく、あと一歩というところでいつも負けてしまっていて、今の自分はPURE-Jですら輝けていないのかなと。この一戦が脱却できるきっかけ作りとなれるように精一杯ぶつかっていきたいと思ってます」と決意を語る。一方の文子は「誰だか知りませんが“世界の浜田文子”に名前を覚えてもらえるように頑張ってください。全部受け止めて叩きつぶします」と受けて立つ構えだ。


5、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
<王者>コマンド ボリショイ&Leon vs さくらえみ(我闘雲舞)&さくらえみW

 3・7浅草大会に希月あおいのパートナーとして参戦したさくらえみがLeonからフォール勝ち。希月に乗せられる形で『P-Ray-L』コマンドボリショイ&Leonの持つタッグ王座への挑戦が決定した。これまで8度の防衛という長期政権を築いている盤石の王者チームだが、さくらえみといえば歯に衣着せぬ言動と、つかみどころのない立ち振る舞いでJWP時代からボリショイの天敵とも言える存在。記者会見での舌戦、そしてパートナーには謎のマスクウーマン・さくらえみWを投入するなど、決戦当日を迎えるまで完全にさくらのペースで進んでいる。過去最大の難敵を相手に『P-Ray-L』は虎の子のベルト、そしてPURE-Jを守り抜くことができるのか?
 また、大会の3日前になって現在はSEAdLINNNG所属の中島安里紗が亀アリーナ道場に姿を見せ、4・18新木場で開催される自身のプロデュース興行にコマンドボリショイの参戦を直訴するひと幕があった。かつての仲間の突然のアポなし訪問と身勝手な主張に首をタテに振らなかったボリショイは、今大会への来場を要求し中島も了承。今後の展開が注目される。


6、PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
<王者>中森華子 vs 希月あおい<挑戦者>


 昨年12月の後楽園大会でDASH・チサコに敗れた中森華子は、「ベルトはおろか髪の毛まで失ってしまって、本当に失意のドン底まで落ちてしまった日もありました」と振り返る。しかし2・18大阪大会でのリターンマッチに勝利して無差別級王座を奪回すると、防衛戦の相手として指名したのが希月あおいだった。同世代で熱い試合を見せたいという想い、そしてこれまで1度も勝てていないことがその理由。前哨戦としてタッグマッチで対戦していく間にPURE-J乗っ取りを宣言した希月は、「JWPという歴史をつないでいる団体ということで、私は新人の頃にJWPさんによく上がらせて頂いたので、その時に無差別のベルトに憧れもありましたし、その歴史をつないでいるPURE-Jのベルトに対してもすごい気持ちがありますので。ここでその歴史に私の名を刻みたいなって思ってます。フリーになって3年、このチャンスはもうないと思ってます。だから進退かけてやりたいと思ってます!」とコメント。中森は「PURE-Jのベルトを希月あおいが巻くということは乗っ取られるのと同然。希月あおいの笑顔もすべて消して、誰も見たことがない希月あおいを私が引きずり出して、初代王者より何億倍も強い中森華子で防衛したいと思います」と必勝を誓う。