12月28日(水)後楽園ホール 18時半
『JWP-CLIMAX 2016』の見どころです。
※オフィシャル記者寄稿

1)ヤングパワー炸裂!! タッグマッチ 15分1本勝負
ライディーン鋼&柊くるみ(アイスリボン)vs山下りな(OSAKA女子)&世羅りさ(アイスリボン)

 2016年を締めくくるビッグマッチ。若手の精鋭4人が、そのオープニングマッチを務める。ライディーン鋼は「山下とはベルトを懸けて試合して負けてるので、その借りを後楽園で返したいと思います」と山下をターゲットにすることを公言していたが、カード変更により世羅りさの緊急参戦が決定。同期にあたる鋼と世羅は新人時代に越境タッグを結成していた間柄であり、久々の再会で成長を確かめ合うことになる。また、3日後のアイスリボン後楽園大会でシングル王座を懸けて闘うくるみと世羅は最後の前哨戦。どの組み合わせも熱く激しい闘いとなることは間違いないだろう。






2)ジュニア&POP選手権 30分1本勝負
〈王者〉木村花(Pro-Wrestling ACE) vs 藤ヶ崎矢子〈挑戦者〉

 9・18JWP板橋大会で藤ヶ崎矢子を破り、デビューからわずか半年でジュニア2冠王者となった木村花。その後は日向小陽、万喜なつみ、白姫美叶を相手にベルトを防衛しており、母・響子とともに各団体を股にかけて活躍。通常のキャリア1年目の選手としてはありえないほどの経験値を急速に積み重ねている。一方の藤ヶ崎は「自分のことを可愛いと思ってるヤツを成敗する」ビジュアルハンターとしてブレイク。会場での人気は1番といっても過言ではなく、各団体からのオファーも殺到するなど充実をみせている。キャリア4年目となりジュニアでいられる期間もあとわずか。連敗は許されない藤ヶ崎だが、悲願のチャンピオンベルト初戴冠となるか!?






3)スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負
KAZUKI&藤本つかさ(アイスリボン)vs松本浩代(フリー)&つくし(アイスリボン)

 一風変わったカードとなった第3試合。KAZUKIは『チーム・サファリパーク』として藤本つかさとタッグを結成。約4年ぶりのJWP参戦となる松本浩代がつくしとのタッグで出陣する。11月にOZアカデミー無差別級王者となった松本は「このリングに上がる意味、それをしっかり見せていきたいなと思います。自分の実になる、糧になる何かを探していきたい」と意気込み。かつて新人時代の藤本(マッスルビーナス)に、松本が「オマエらみたいなのがいるからプロレスがダメになるんだ!」と痛烈批判したことがあり、現在の藤本との再会も大きな注目ポイントとなるだろう。また、藤本とつくしは第1試合と同様に3日後のアイスリボンで王座を争う状況にあり、そのスピードとテクニックで魅せてくれることは折り紙付き。つくしから試合中に「クソジジイ」と言われたことを根に持つKAZUKIは、このメンバーの中でどのような闘いを見せるのか?








4)ラビット美兎引退試合 30分1本勝負
ラビット美兎vsSareee(ディアナ)





 11・3後楽園大会で寿引退を発表して会場を驚かせたラビット美兎が、約5年間の現役生活に幕を下ろす。当初は盟友・勝愛実との対戦が予定されていたものの、試合中の負傷により勝が無念の長期欠場に。美兎は同じく同期にあたるディアナのSareeeを最後の相手に選んだ。「美兎の最後の相手ができることはすごく嬉しいし、お互い立てなくなるぐらいボコボコに殴り合いたいと思ってます。自分がきっちり最後は勝って、美兎を送り出したいなって思います」と話すSareee。美兎は「Sareeeとは何度もシングルしてきて、いつも刺激をもらっていて。最後の最後まで勝ちにこだわり、最後は自分が勝って笑顔でリングを下りたいと思います!」と必勝を誓う。139cmという小さな体での全力ファイトで大きな支持を集めてきたラビット美兎が、その集大成を見せる。





5)ラスト・ワイルドスナフキン スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負
コマンド ボリショイ&木村響子(フリー)vsLeon&里村明衣子(センダイガールズ)

 JWP2冠タッグ王者にもなったコマンドボリショイ&木村響子のタッグ『ワイルド・スナフキン』がラストマッチを迎える。引退まで残り1ヶ月を切った木村は「辞める前にやっとかないと気が済まないヤツ」とLeonを対戦相手に指名。そして里村明衣子を相手に選んだボリショイは「今年一緒にアメリカに行ったり、団体を運営しながら自分自身も試合をしてるというところで、すごく私と似てるんですけどもよりワイドな活躍をしているので。そういうところもすごくリスペクトしている」と理由を説明する。さらにボリショイがLeonについて「これからもJWPのクオリティーをもっともっと上に持っていけるような…女子プロ界を突き抜けた技術を見せられるような試合をしていきたい」と言えば、Leonも「これからのJWPのためにも2人にしかできない、より進化した…超越した闘いを見せたい」と呼応。「木村とはもしかしたら最後の対戦になるかもしれないんですけども、全身全霊をかけて叩きつぶしたいと思っています」と熱く燃えている。




6)JWP認定無差別級選手権 30分1本勝負
〈王者〉中島安里紗 vs 中森華子〈挑戦者〉

 11・3後楽園大会でJWP退団を発表し、この日を最後にフリーとなる中島安里紗は「自分の中ではもうボリショイさんとのシングルを終えた時点(18日)で1つ区切りがついているので。すべてにおいて中森華子に負ける気がしない。来年以降はフリーの中島安里紗としてこのベルトを巻いて、このベルトをトップのベルトに持っていきたいと思っています。今までベルトを持って団体を辞めてチャンピオンとしてやっていくっていうのは誰もやってきてなかったことだと思うので、今からすごくワクワクして楽しみですね」とコメント。一方、4度目の無差別挑戦となる中森華子は「今までは私個人の挑戦だったかもしれませんが、今回はJWPを背負って挑戦します。JWPとして中島にベルトを持ったまま辞めさせるわけには絶対いきません。この無差別のベルトを“1番じゃないって思ってる”って言ってて、ベルトに想いがない奴が今の中森華子に絶対勝てると思えないので。私が必ず勝ちます」と言い切った。ビッグマッチでのタイトル戦という場数では、ここ数年のJWPを牽引してきたエース・中島に大きく分があると言えるが、中森にはこれまでの中島にとってかわり、JWPをさらに大きくしていくための中心的存在にならなくてはいけないという責務がある。来たるべき2017年、旗揚げ25周年イヤーを迎えるJWPの行方を占う大一番だ。







中島安里紗よ、彼岸花の咲く地獄でお会いしましょう”


あと2日
◇12月28日(水)後楽園ホール18時半
『JWP-CLIMAX 2016』

▼JWP認定無差別級選手権 30分1本勝負

〈王者〉中島安里紗vs中森華子〈挑戦者〉