中島安里紗の正危軍入りによる離反…コマンドボリショイとの頂上対決は口の中を切った中島が顔を赤く染める大流血の末に30分時間切れという、壮絶な幕開けとなった2016年のJWP。その興奮も冷めやらぬまま、第2戦の浅草大会を迎える。





藤ヶ崎矢子は長浜浩江とのタッグで、本格的にタッグ結成を果たした『ストロング・ディアナ魂』(ストダマ)Sareee&田中盟子と対戦。藤ヶ崎は「長浜とはたぶん組むのは初めてで楽しみです。お互いドロップキックを使うのでなんかいい連係を考えたい。Sareee&田中盟子にはWAVEのタッグトーナメントの初戦で負けたし、それまでも何回も負けてるのでリベンジマッチですね」と話しており、若手選手4人による熱く激しい闘いが期待される。





第2試合は花やしき限定アイドルレスラー・花屋敷花子がアイガーとの定番対決。中森は「花屋敷花子は私であって私でないようなもの。中森華子にしか出来ないことだし、それはそれで楽しみたいなと思ってます」とコメント。今回もアイガーにまたがってのパンダカーを乗り回すことが出来るか? 波乱の続くJWPマットにおいて、一服の清涼剤と言えるような闘いかもしれない。







飯田美花とのシングル対決に臨むLeonは「前回当たったのはいつだったか全然覚えてなくて…たぶん新人の頃だと思うんですけど。ウワサとかで関節技とか上手いと聞いてるので、すごい楽しみです」と話す。多彩な技を持つ飯田とテクニカルな攻防が繰り広げるだろう。







1・11両国KFC大会の試合後、ボリショイと中島の舌戦に割って入ったラビット美兎は「私はオマエ(中島)に失望したよ。私はこれからボリショイさんとJWPを守っていく」と宣言。その場で美兎とのシングルマッチを決定したボリショイは「JWPが作り上げてきた最高の闘いを見せる」ことを約束した。JWPのスローガンである“ピュアハート・ピュアレスリング”を両者が体現し、至高の闘いを見せることが義務付けられた一戦だ





ボリショイとの試合後にマイクを持った中島はJWP批判を展開。「中島安里紗を頼りにしてきたのは、どこのどいつだよ!? 言いたいことがあるんだったらリングに上がれよ、オマエら。にらんでるだけじゃ何も伝わんねぇんだよ!」、「(リングを囲む選手たちに)黙っていねぇでな…ちゃんと闘えよ! 闘いに来てんだろ? 強くなるために来てんだろ!? そうじゃねぇんだったらリングに上がんじゃねぇよ! これが私のピュアハートだよ!」。怒ったKAZUKIが眼前に迫ると、中島は「(ライディーン)鋼がダメなのはオマエのせいだよ。なんだよWANTED? オマエらお笑いやりに来てんのかよ? 真剣勝負やってみろよ! 真剣なWANTED見せてみろよ!」と言い放つ。これにはKAZUKIも声を荒げて「わかったよ。次の花やしき藤本つかさ出るんだろ? 鋼のどこがダメなのか確かめりゃいいじゃんかよ! イスでもなんでも使ってこいコノヤロー!」とWANTEDとベストフレンズのタッグ対決をぶち上げた。しかしリングサイドに立ったまま、この争いに入っていかなかった鋼に対してはボリショイでさえ「なんか言い返せよオマエは! オマエが不甲斐ないとこっちまで悔しいんだよ」と怒りを露わにする。
改めてコメントを求めると、鋼は「言いたいことは言わせとけばいいんじゃないですか? 私の気持ちはいっぱいあるから。なんでいちいち前に出ていかないといけないの? 中島さんのピュアハートはあれかもしれないけど、こっちのピュアハートはハンパじゃないんだよ? って。ベストフレンズが強いのはわかるけど、でも中島安里紗自身はどうなのか? 藤本つかさがいないと出来ないんじゃないの? って思う。WANTEDは全部が全部お笑いじゃない。それがベストフレンズとの闘いだって思います」と豪語してみせた。かくして、戦闘モードとなったWANTED’14がJWPとアイスリボンのタッグ王者・ベストフレンズと相対する。みんなの期待を背負い、名誉挽回の懸かる鋼が爆発すれば、王者チームにとっても簡単な試合にはならないはずだ。