※JWPオフィシャルHPより転載※






◆8月16日(日)後楽園ホール 12時

1)JWP認定ジュニア&POP王座次期挑戦者決定戦 15分1本勝負 
藤ヶ崎矢子 vs 小波

藤ヶ崎と小波は3度目のシングル対決。ジュニ ア2冠王座奪取をアピールしながらも、8・2 板橋大会で小波に足元をすくわれてしまった藤ヶ崎。小波が「私が挑戦してやるよ」と発言したことから、今大会では同王座への次期挑戦者決定戦として再戦することに。2本のベルトは9日のWAVE後楽園大会で山下りなから小林香萌に移動しており、勝者は小林に挑戦することになる。 


2)タッグマッチ 20分1本勝負 
KAZUKI&瑛凛 vs 希月あおい&松本都 

希月の「X」とされていたパートナーが都と決まったことで希月は「WANTEDvs希月あおいvs松本都」になりそうだと予想。コミカル色の強い試合になる可能性が高いが、8日のアイスリボン道場マッチで初対決の希月に敗れた瑛凛は、12日の道場マッチでは都にも敗れており、リベンジを期している。「JWPはたいしたことない」と発言した都に一泡ふかせることが出来るか? 


3)ボラドーラスL×R対決 シングルマッチ 20分1本勝負
Leon vs Ray 

『ボラドーラスL×R』としてタッグを組むLeonとRayが通算7度目のシングル対決。これまでの戦績はキャリアに勝るLeonが6 勝と大きく勝ち越しているが、常にハイクオリティーな試合を見せており実力は拮抗している。7・26名古屋大会でタッグ王座を十文字 姉妹に明け渡してしまったが、これまでも闘うことで絆を深めタッグチームとしての練度を増してきた2人だけに、この一戦も互いの成長を確かめるため。そして、さらなるタッグの進化を遂げるための過程でもあると言えるだろう。 


4)The Best Season Battle タッグマッチ 30分1本勝負
中島安里紗&藤本つかさ vs 紫雷美央&中 森華子 

試合のタイトルは“旬の闘い”と付けられた。中島と藤本は昨年末の後楽園ホール昼夜大会(昼 がアイスリボン、夜がJWP)でそれぞれのベ ルトを懸けてタイトルマッチの2連戦。熱戦の末に双方がベルトを防衛し、互いをライバルと認め合った。今年1月にはJWP浅草大会で初タッグを結成するが、藤本が笑顔で「親友です!」と言っても、中島は「友達じゃない」と苦笑い。それでも少しずつ2人の距離は縮まっ ていき、タッグチーム名を『ベストフレンズ』 として本格始動。今月に入ってからはJWP道場での合同練習も行ない、今大会では2人でおそろいのコスチュームを作り、そのお披露目となる。中島は「女子プロレスってクラッシュギャルズとか、タッグで盛り上がってきたって いうのが1番大きいと思うんで、そういうタッグになっていきたいなと思います」とコメント。今後はベルト奪取も視野に入れるなど、モチベーションは極めて高い。 
対する紫雷美央は9月の引退が決まっており、JWPへの参戦は極めて珍しい選手だ。中島とは若手時代に何度か対戦しているが、大きな接点はないまま時間が経過。しかし史上初の4団 体所属選手となりレスラーとしての実力も増してきたところで、今年6月の中島との一騎打ちでは30分超の激戦を展開した。中島は 「美央との闘いをJWPで見せたい」と意気込みを語っている。その時点では未定となっていた美央のパートナーには、7・26名古屋大会で中島から3年ぶりの勝利をあげた中森華子が 名乗りを上げた。しかし、これには中島が「こ の3人の中に入るのに、足りてますか?」と異を唱え、11日の記者会見でも2人は舌戦を展開している。中森がほかの3人と比較して実績面で劣るのは確かだが、今年2~6月にレスラー人生で初の欠場を経験し精神的にひと回り成長。中島とのタッグ『バイオレンス・プリンセス』を解消して華名をパートナーに指名すると、そのタッグでは全勝をキープするなど、少しずつ結果を残してきている。この試合で中島の鼻をあかし、存在感をアピールすることが出来るか注目される。 


5)PURE-PLUM スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負 
春山香代子&ラビット美兎&ライディーン鋼  vs ダイナマイト・関西&倉垣翼&米山香織

新旧のJWP所属選手が集まった豪華な6人タッグマッチが実現する。春山の引退表明により関西、倉垣、米山が久々のJWP参戦。春山 は若手のラビット、ライディーンを引き連ての闘いとなる。若手の2人はJWP創立時から大黒柱として活躍し、現在はOZアカデミーに所属する関西とは初対決。春山はベストパートナーである倉垣と対戦するが、互いにタッグ結成を希望しており、この試合を通して『春倉』 再結成への期待もかかる。鋼は倉垣に憧れてお り、2人のパワー対決も見どころとなるだろう。米山は退団以来2年半ぶりの参戦。春山とは何度もベストバウトを繰り広げてきた間柄で、美兎にとっては付き人を務めていた先輩に あたる。どの組み合わせも注目度満載の一戦だ。


6)JWP認定無差別級選手権試合 30分1本勝負
〈王者〉コマンドボリショイ vs 尾崎魔弓(OZアカデミー)〈挑戦者〉 

7・11新宿大会で15年ぶりに無差別級王者に返り咲いたボリショイは、精力的なトレーニ ングで肉体改造するなどキャリア25年となった現在も進化を遂げており、心身ともに絶好調をキープ。対する尾崎は関西と同じくJWP創立時のメンバーであり、キャリアではボリショイ よりも3年先輩。OZアカデミーの総帥として、ヒールユニット正危軍(せいきぐん)を率て、暴れ回っている。JWP所属時代に巻くことが出来なかったシングル王座の奪取に意欲を 見せているが、尾崎の試合はセコンドの介入が常となっているのは周知の通りだ。11日の記者会見でその部分を聞かれた尾崎は「まったく何も決めてません」と話し、ボリショイは「どんなスタイルでこようがしっかり対応したい」 と返答。場合によってはセコンド総出の大乱闘を繰り広げる可能性もあり、尾崎の出方によって試合の様相は大きく変わるだろう。 


今大会は8月16日…プラム麻里子さんの命日に行なわれる。日本初のリング禍となったあの事故から今年で17年。JWPとOZアカデミーでは毎年8月にプラムさんの名を冠した大会やセレモニーを開いているが、今大会でも試合前に追悼セレモニーが行なわれる。当時を知る関西や尾崎も参加してのセレモニーは、一段 と心に染みるものになるだろう。ご冥福を祈ると同時に、プラムさんが見守る中でJWPの魅 力が爆発するような熱戦の数々に期待したい。