第1試合 2015年JWPオープニングマッチ 15分1本勝負
藤ヶ崎矢子 VS 瑛凜
 12月28日の後楽園ホール大会で、JWP認定ジュニア&POP王者のラビット美兎に挑戦した瑛凜。同期とのタイトルマッチで2冠王座初戴冠を狙ったものの、最後はラビットスープレックスホールドの前に敗れ去った。2014年をチャンピオンとして終えることはできなかったが、今年初戦は再挑戦に向けての足固めとなる。その相手となるのが藤ヶ崎は後楽園ホール大会で林との一騎打ちに勝利。こちらも、ジュニア2冠王座奪取を狙うところまできている。となると、この一戦は勝った選手が挑戦者に近づく試合となる。2015年のオープニングマッチから、サバイバルな戦いとなりそうだ。


第2試合 新春スペシャルWANTED'14対決 20分1本勝負
KAZUKI VS ライディーン鋼
 2014年は阿部幸江の引退があって、WANTEDにとっては大きな転換点となった。KAZUKIは一時、ザ☆WANTEDの解散を決意したものの、ライディーン鋼の要請もあって翻意。新たにWANTED'14として再出発することになった。今や、阿部に替わるビジュアル担当として瑛凜を獲得。今年はWANTEDの悲願でもあるJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を目指すことになる。その一方で、シングル王座に縁がないWANTEDとしては、誰がいの一番にシングルのベルトを腰に巻くのかという点で競争にもなる。そうした意味では、KAZUKIと鋼がシングルプレイヤーとしてどのように戦っていくのかも注目される。特に、鋼はJWP認定ジュニア&POP王座を目標にしていることからも、KAZUKIの胸を借りて前進したいところだ。


第3試合 20分1本勝負
Leon VS 渋谷シュウ
 今年の5月3日で現役を引退すると発表した渋谷シュウが久しぶりに参戦。Leonとのシングルマッチに臨む。JWPではバイプレイヤーとして活躍した選手でもある。渋谷とは「息吹」に参戦していた頃に練習を共にした仲であり、引退が迫った今こそ、渋谷の成長を肌で感じたいと手ぐすねを引いて待っている。努力を積み重ねて今の地位を築いたLeonに対し、雑草魂を持つ渋谷がどんな戦いを見せるのか注目だ。


第4試合 20分1本勝負
コマンド ボリショイ&春山香代子 VS 林結愛&華名
 木村響子とJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を保持していたコマンド ボリショイだが、12月28日の後楽園ホール大会でLeon&RayのボラドーラスL×Rに敗れて陥落。仕切り直しの一戦は、ファン投票の要望の高かった春山香代子と組んで、林結愛&華名との対戦となる。ここで気になるのは華名の存在。林と華名は打撃を得意としていることからも、意外に噛み合う可能性もあり、その動向が注目される。


第5試合 20分1本勝負
中森華子 VS 木村響子
 木村響子を「気に入らないヤツ」と名指ししてきた中森華子。しかし、12月7日に花やしき座大会で中島と組んでボリショイ&木村に挑んだタッグ選手権では、その木村に敗北。さらに、12月21日の板橋大会では、Leonとのタッグでボリショイ&木村と対戦するも、またもや木村に返り討ちにされてしまった。このままでは終わることができない中森にとって、2015年のオープニングマッチでファンがみたいカードとして木村と一騎討ちができるのは願ったり叶ったり。実力者同士のシングルマッチだけに、結果も内容も問われる一戦となりそうだ。


第6試合 30分1本勝負
中島安里紗&藤本つかさ VS ラビット美兎&つくし
 12月28日にアイスリボンが昼に、そしてJWPが夜に後楽園ホール大会を開催し、アイスリボンでは藤本の持つICE×∞王座に中島が挑戦。JWPでは中島が保持するJWP認定無差別級王座に藤本が挑戦し、どちらも王者が防衛するという結果に終わった。しかし、この2戦は同じカードでありながら、全くの別物であり、お互いがホームリングで自分のフィールドに持ち込む試合を見せた。試合後、藤本が中島に対して「親友になって欲しい」とラブコールを送ったところ、中島は苦笑いでやんわりと拒否したが、友情に近いものは芽生えたかもしれない。その中島と藤本がタッグを組み、ラビット&つくしと対戦する。まず、コンビネーションでは当然ながら、タッグ経験の長いラビット&つくしが一枚も二枚も上。それでも、中島&藤本も未知の可能性を秘めたタッグだけに、本人たちでも予測できないようなポテンシャルが隠されている可能性もある。死闘を終えて間もない中島&藤本が、どんなパートナーシップを見せてくるのか大いに注目だ。

※今大会の対戦カードは昨年後楽園大会のアンケートを参考に決定しました。