※JWPオフィシャルから転載



7月20日(日)板橋グリーンホール~中森華子 8th anniversary~(13時開始)

ライディーン鋼 VS 林結愛

7月13日の板橋グリーンホール大会で、前JW P認定ジュニア&POP王者の勝愛実が引退。こ のところ、勝と若手選手の引退ロードが組まれて いたため、忘られがちになっているかもしれない が、JWPジュニア2冠王座は他団体のSare eeに流出してしまっている。すでに3ヵ月が過 ぎようとしているにもかかわらず、JWPから奪 還に動く選手は出ていない。本来ならば、一刻も 早く挑戦者が名乗り出るべき状況だ。まず、その 担い手として真っ先に名前が上がるのは勝の引退 試合の相手も務めたラビット美兎かもしれない。 だが、ラビットは元王者でもあり、軸足を先輩選 手を倒すことに向け始めている、ならば、勝やラ ビットの下の世代が動くべきとも考えられる。そ こで、期待されるのがライディーン鋼と林結愛。 鋼は昨年12月15日の後楽園ホール大会で勝に挑戦 して善戦した実績があり、Sareeeが相手で も十分に対抗できる力をつけてきている。また、 虎の子のベルトが流出した日にデビューしたばか りの林
だが、先輩である藤ヶ崎矢子に何度も勝利 し
ており、ジュニア戦線に躍り出てきてもおかし くはない。ということは、このシングルマッチが JWP認定ジュニア&POP王座挑戦者を決める 重要な試合となる可能性もある。とにかく、JW Pのベルトが他団体選手の腰に巻かれているとい うことに危機意識を持って臨む必要があり、その 気持ちが強い選手が勝利を呼び込むことになりそ うだ。

コマンド ボリショイ VS 藤ヶ崎矢子

JWPのスーパールーキーである林結愛が出現 したことで、すっかり影が薄くなってしまった藤 ヶ崎矢子。もうすぐデビュー1周年となるものの 、初勝利を上げるどころか、後輩にも後れをとっ てしまっている。しかし、考えようによっては、 落ちるところまで落ちてしまったら、あとは上が るしかない。ということは、今は落ち込んでいる かもしれないが、矢子にとっては明るい未来しか ないということにもなる。そうした気持ちの切り 替えも、プロスポーツ選手には必要なことであり 、この先、様々なプレッシャーを感じるような大 舞台に立った時、今の経験がきっと役に立つはず だ。そして、気持ちを切り替える意味では、最も ふさわしいというべきコマンド ボリショイが今回 の相手となる。矢子を見出し、プロレスラーに導 いてくれたのはボリショイであり、その恩人に対 して思いっ切りぶつかっていくことが大切となる 。奇しくも、1週間前の7月13日の板橋グリーン ホール大会ではボリショイVS林の一騎打ちも行な われて
おり、この試合を上回るような内容を残す
ことができれば、矢子にとっては自信にも繋がっ ていく。ボリショイとの対戦から多くのことを吸 収することが矢子には求められそうだ。

中島安里紗&華名 VS Leon&ラビット美兎

7月13日の板橋グリーンホール大会で、センダ イガールズプロレスリングのDASH・チサコの 挑戦を退け、3度目の防衛に成功したJWP認定 無差別級王者の中島安里紗。試合後は、これまで フリー選手や他団体選手とタイトルマッチを行な ってきたことから、4回目の防衛戦はJWP選手 との対戦を掲げた。と同時に、8月17日の後楽園 ホール大会では里村明衣子、華名と組んで6人タ ッグマッチに出場することを宣言。防衛戦は行な わない意向を示した。その後楽園ホール大会に向 けて、今回は華名とタッグを結成。JWP所属の Leon&ラビット美兎と対戦することになった 。JWPの選手ならばJWP認定無差別級王座を 目指すのは当然。しかし、その中でも同王座を渇 望しているのがLeonかもしれない。元王者で もあり、実績も十分なLeonだが、チャンピオ ン時代は思うような結果を残すことができなかっ た。それゆえ、もう一度王座に返り咲き、自分自 身のキャリアに刻んでいきたいと思うのは当然と 言える。また
、新世代も虎視眈々と狙っている。 同
期であり、ライバルでもあった勝愛実の引退を 受け、ラビットはその意志を引き継いでいくこと を誓っている。もちろん、勝はJWP認定ジュニ ア&POP王者時代にJWP認定無差別級王座に も挑戦しており、次代を担っていく選手と期待さ れていた。そこで、ラビットが堂々と名乗りを上 げてきてもおかしくはない。それには、それなり の実績を示す必要がある。後楽園ホール大会以降 のことを考えれば、早めに中島の目に留まりたい ところだ。この試合、Leonとラビットがどの ように中島に挑んでいくのかが最大のポイントと なりそうだ。

中森華子デビュー8周年記念試合 中森華子 VS 藪下めぐみ

女子プロレス新人選手の大豊作と言われた平成 18年にデビューを飾った中森華子。現JWP認定 無差別級王者の中島安里紗(一度、引退)、同王 座に7月13日の板橋グリーンホール大会で挑戦し たDASH・チサコ、妹の仙台幸子をはじめ、モ ーリー、大畠美咲、松本浩代など、同期は今や各 団体でトップ選手に育っている。デビュー当初は 、試合数に恵まれなかったこともあり、名前のよ うな華々しい活躍はできなかった中森だが、JW Pに入団し、リングネームも本名の小林華子から 中森に変更したことで、徐々に素質が開花。昨年 はモーリーとのタッグで最強タッグチームでもあ った春山香代子&倉垣翼から勝利し、JWP認定 タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座も 奪取し、無冠の女王の汚名を返上した。そんな中 森もデビュー8周年に突入。先の板橋グリーンホ ール大会で、中島が次期挑戦者としてJWP所属 選手を希望したこともあり、その闘志に火がつい たことは間違いない。今後の動向が最も注目され る選手の一人だ。た
だし、今回のデビュー8周年 記
念試合はプロレスラーとしての顔以外に、格闘 技にも取り組んできた中森ならではのカードとな った。対戦相手を務めるのは藪下めぐみ。中森が 格闘技に出場する際に、プロデュースを手伝った り、キックボクシングの指導も行なってきた間柄 だ。中森としては、悲願のJWP認定無差別級王 座戴冠に向けて、何かしら考えることがあるはず 。この藪下戦もその一環となるのかもしれない。 とはいえ、プロレスラーとしての藪下も得意の関 節技を駆使してくる強者。それだけに、中森がど のような形で8周年を迎えるのか注目だ。

阿部幸江引退ロード 阿部幸江&KAZUKI VS 春山香代子&倉垣翼

8月17日の後楽園ホール大会で引退することを 表明している阿部幸江。先日、その引退試合のカ ードも発表された。KAZUKIと組むこと、そ して対戦することを希望していた阿部の意向を踏 まえ、阿部幸江&KAZUKIVSジャガー横田& 藪下めぐみ、そして阿部VSKAZUKIの2試合 が組まれた。いわば、阿部個人の引退と、ザ☆W ANTED!?としての阿部の引退行なわれること になったといってもいいだろう。今回、引退ロー ドとして用意されたカードは、タッグチームのザ ☆WANTED!?として、常にライバル視してい たハルクラこと春山香代子&倉垣翼。昨年10月14 日の新宿FACE大会を最後にJWPを退団した 倉垣にとっては、フリーとなって初参戦となる。 JWPに上がることについては、いろいろと思う ところがあったことを窺わせている倉垣だが、そ れもこれもかなぐり捨てたのは、すべて阿部の人 徳とも言えそうだ。実はこのザ☆WANTED!?V Sハルクラは、倉垣退団前の昨年9月22
日に、横 浜ラジアントホール大会で行なわれており、その と
きは20分時間切れ引き分けとなっている。いわ ば、最終決着戦。圧倒的なパワーとコンビネーシ ョンで最強タッグチームの名を欲しいままにして きたハルクラに対し、結成13年(途中に仲間割れ 度々を含む)、「女子プロレス界のタッグチーム と言えば」と問われれば、必ず名前が上がる存在 にまでなったザ☆WANTED!?が、真っ向から 勝負を挑む!……はずはない。阿部とKAZUKI による13年間の蓄積により、その戦い方は何十種 類、もしくは何百種類にも及ぶかもしれない。そ のため、どんな作戦を練ってくるのかは当人たち 以外は想像するのが難しいが、ただ一つ、最後の 最後で実現不可能と思われていたハルクラ戦が組 まれたことにより、最強タッグの座を奪わんがた め、闘志を掻き立ててくることは間違いない。最 後にJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女 子タッグ王座を巻くことはできなかったザ☆WA NTED!?だが、このハルクラ戦はタイトルマッ チと同じくらい重みのある試合となりそうだ。

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