JWPオフィシャルから、転載。


4月11日(金)板橋グリーンホール(18時半開始 ) ~Road to KOURAKUEN~

※林結愛エキシビションマッチ 林結愛 VS ラビット美兎

第1試合 20分1本勝負 中森華子 VS 藤ヶ崎矢子 4月20日の後楽園ホール大会でデビューする林 結愛の相手を務めることになった藤ヶ崎矢子。自 身がまだ未勝利なだけに、初白星の大チャンスで はあるものの、相手はプロレス教室に6年間も通 ってきたJWPの申し子でもある。それだけに、 緊張感は自分のデビュー戦と同じと言ってもいい かもしれない。しかし、プロとして戦ってきたキ ャリアは明白。そして、今回のように中森華子と いう実力者の胸を借りることができるのも、すで にプロとしてリングに上がっているからこそ。後 楽園ホール大会まで2週間を切った状態で、この 機会を活かさない手はない。中森にぶつかってい く気持ちの強さがあれば、新人選手に対して気迫 で負けることはあり得ない。期待の新人のデビュ ー戦だからこそ、注目度も増すだけに、矢子はそ れまでの一戦一戦を大事にしていく必要がある。 一方、同じく後楽園ホール大会では同期のDAS H・チサコと一騎打ちを行なうことが決定した中
森。JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女 子
タッグ王座返り咲き、さらには悲願のJWP認 定無差別級王座奪取に向けては、ここで足踏みを していられない。中森としても、後楽園ホール大 会をいいコンディションで迎えるためにも、大切 な試合ということになりそうだ。

第2試合 20分1本勝負 KAZUKI VS 遠藤美月 「タッグリーグ・ザ・ベスト2014」に出場した井 上貴子に続き、LLPW-Xから遠藤美月が参戦 。KAZUKIとのシングルマッチに臨むことに なった。このところ、あまり試合数に恵まれてい るとは言えない遠藤だが、LLPWでは大物選手 と対戦してきた経験が豊富であり、誰もが疑うこ とのない実力者。そんな遠藤と似た者同士と言え るのがKAZUKIだ。確かに、両者とも陽の当 たる道を歩んできたとは言えないかもしれない。 しかし、プロレスに対する思いは純粋であり、ベ ースがしっかりした選手であることは明らか。そ れだけに、いぶし銀対決と言っては失礼かもしれ ないが、プロレス道の奥深い味わいがある戦いが 期待できる。また、この遠藤の参戦がKAZUK Iの今後と何らかの接点を持つことになるのかも 気になるところ。両者ともに巡ってきたチャンス なだけに、ただのスポット参戦では終わらせない ような試合となるかどうか注目だ。

第3試合 30分1本勝負 コマンド ボリショイ&阿部幸江 VS 春山香代子& ライディーン鋼 4月20日の後楽園ホール大会で、マスカラ・ボ ラドーラスVSザ☆WANTED!?仁義なき物語と 名付けられた試合に臨む阿部幸江とライディーン 鋼。今回はその大事な? 一戦を前に、別々のチー ムに分かれてタッグ戦に出場する。阿部がコンビ を組むのはコマンド ボリショイ。JWPの中では 最もベテラン同志のタッグとなる。また、決して 体格に恵まれていないボリショイと阿部だが、こ こまでキャリアを伸してこられたのは、やはり普 通のレスラーとは一味も二味も違った魅力と技術 を兼ね備えていたからこそ。それだけに、2人が 組んでどんな試合を見せてくれるのか非常に楽し みとなる。これに対し、春山香代子と鋼はフィジ カルな面ではボリショイ&阿部を大きく凌ぐ。た だし、鋼の頑張りがなければ、この試合は成立し ないと言っても過言ではない。さらに、阿部は大 事な? 試合前だけに、
鋼を厳しい目で見てくるは ず。色々な意味で、鋼が期待に応えられるかどう かが重
要な試合となりそうだ。

第4試合 30分1本勝負 DASH・チサコ VS ラビット美兎 つくしとのコンビで「タッグリーグ・ザ・ベス ト2014」に優勝し、JWP認定タッグ&デイリー スポーツ認定女子タッグ王者のDASH・チサコ &仙台幸子に挑むことが決まっていたラビット美 兎。しかしながら、幸子の負傷によってこのタイ トルマッチは中止となってしまった。ラビットに とっては、後楽園ホールという大舞台での挑戦だ っただけに、今までにない意気込みだったはず。 それが流れてしまったことに対して、悔しさがな いと言ったら嘘になるかもしれない。しかし、ケ ガをしてしまった人を責めても仕方ない。その感 情をいい形でモチベーションへと繋げることが最 善。今回はタッグ王者のチサコとシングルで対戦 するが、タイトルマッチができなくなった悔しさ をぶつけるのではなく、たとえ一騎打ちとはいえ 、後楽園ホール大会でやろうとしていたことがチ サコを相手にできることになったと気持ちを切り 替える必要がある。もちろん、ここで勝利をモ
ノ にできれば、ラビット&つくしへの期待
も大いに 高まるだけに、ラビットには先を見据えた試合が 求められそうだ。そして、パートナーが負傷して しまったことで、ラビット&つくしだけではなく 、JWPや応援しているファンに対しても負い目 を感じてしまっているかもしれないチサコだが、 プロレスにケガがつきものなのは全員が承知して いること。このラビットとの小兵対決と、後楽園 ホール大会で幸子の分も暴れ回ることこそ、全て の人へのメッセージとなる。お互いに気持をリセ ットして、今回の試合に出場することが期待され る。

第5試合 4・20前哨戦 30分1本勝負 中島安里紗&勝愛実 VS 木村響子&Sareee 表題にもある通り、4月20日の後楽園ホール大 会で行なわれるJWP認定無差別級選手権、JW P認定ジュニア&POP選手権の大事な前哨戦が タッグマッチで組まれた。まず、JWP認定無差 別級王者の中島安里紗は、「タッグリーグ・ザ・ ベスト2014」などで木村響子と対戦してきたこと で、かなり意識が強くなった様子。しかし、中島 からは木村の視線には入っていないという発言も されてきた。それでも、正式に木村の挑戦を受け ることが決まったからこそは、先輩であったとし てもチャンピオンとして受けて立つ必要がある。 若きエースである中島に求められのは、やはりい つまでも挑むチャンピオンではない。エースとし てどんな苦境に身を投じ、それがチャレンジ精神 から芽生えたものであったとしても、チャンピオ ンとして凛として構えていること。この前哨戦で は、内容もさることながら、中島が木村に対して
強い気持ちを持ち続けることができるのかがポイ ントとなって
きそうだ。そして、ジュニア2冠を 懸けて争うことになる勝愛実とSareee。す でに、ジュニアの枠を飛び越えて先輩選手にも挑 み始めている勝にとっては、このタイトルマッチ はすでに通過点でしかないかもしれない。ただし 、これまでもライバルとしてしのぎを削ってきた Sareeeも、早くから大先輩の胸を借りてき た選手だけに、そうした経験では勝よりも勝って いる。勝とSareeeの違いは、自信を持てる 何かがあるかないか。もちろん、自信となるもの の一つはベルト。ここで、Sareeeがジュニ ア2冠王座のベルトを腰に巻けば、一気にジュニ アのトップに駆け上がることにもなる。ジュニア の勢力図を変えることになるかもしれないタイト ルマッチを前に、勝とSareeeが中島VS木村 の陰に隠れることなく、自分たちの主張をしてく るのか注目だ。