JWPオフィシャルHPから転載

1月26日(日)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソ ル(13時半開始) 「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2014」

第1試合 20分1本勝負 藤ヶ崎矢子 VS Sareee 一時はJWPの準レギュラーとして出場してい たSareeeが、久々に参戦。新人の藤ヶ崎矢 子に胸を貸す。現在、JWP認定ジュニア&PO P王者である勝愛実のライバル的な存在でもあっ たSareee。自身の団体では先輩選手との対 戦が多いだけに、JWPでは同世代のしのぎを削 る相手がいることで、また違った面が見えていた 。普段、所属団体ではいつも後輩として扱われる が、今回は自分よりもキャリアの浅い選手との対 戦。あまり、そうした経験は少ないかもしれない が、成長段階では必要なこと。Sareeeが先 輩選手として藤ヶ崎の攻撃をどれだけ受け止め、 良さを引き出すことができるのかが見物となる。 一方、他団体の選手とのシングルマッチに臨む藤 ヶ崎は、プロレスの視野を広げるチャンス。勝や ラビット美兎、ライディーン鋼との差は練習など でも感じることはできるが、他団体の先輩選手と 対戦することで、自分のレベルをより客観的に知 る
ことができるはず。そして、良いものは吸収
し 、JWPとして自負できることも見つけることが できるかもしれない。そうした意味で、Sare eeという好選手を用意してもらったことは、団 体側の藤ヶ崎に対する期待の表れと自覚して試合 に挑む必要がありそうだ。

第2試合 30分1本勝負 中森華子 VS ラビット美兎 昨年の夏から好調を持続してきた中森華子が、 井上貴子と組んだ「JWPタッグリーグ・ザ・ベ スト2014」の公式戦初戦で、Leon&Ra yに敗退。憧れの選手とのタッグだけに、意気込 みも違ったはずだが、思わぬ躓きとなってしまっ た。それでも、まだリーグ戦はスタートしたばか り。パートナーは違えども、JWP認定タッグ& デイリースポーツ認定女子タッグ王座返り咲きに 執念を燃やしている中森だけに、公式戦がない今 大会の試合も重要となってくる。対戦するのは、 公式戦初戦で中島安里紗&華名から金星をもぎ取 ったラビット美兎。ただし、こちらも勢いに乗り たかった2戦目で、コマンド ボリショイ&木村響 子に苦杯を舐める形となってしまっただけに、巻 き返しが急務となる。もちろん、実力的に中森優 位は揺るがないが、ラビットには起死回生の大ど んでん返しが潜んでいるだけに、中森も油断はで きない。JWPらしい攻防の中に、最後まで目が
離せない展開が予想される。

3、シングルマッチ 30分1本勝負 春山香代子 VS 勝愛実 「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2014」に タッグチームとして出場している春山香代子と勝 愛実が、今回はシングルマッチで激突する。勝に とって、今年の目標は多い。当然、目先の話では このリーグ戦に春山と優勝し、JWP認定タッグ &デイリースポーツ認定女子タッグ王座に挑戦す ること。そして、日向あずみが持つJWP認定ジ ュニア王座の防衛記録V10を更新することも重要 な課題となる。さらにもう一つ、ジュニアの枠を 飛び越えて上の世代と対等に戦っていくことであ る。すでに、昨年にJWP認定無差別級王座への 挑戦経験はあるものの、まだ至宝のベルトは遠く 感じているはず。それをこの1年で大きく手繰り 寄せる必要がある。そのためにも、今はパートナ ーである春山ではあるが、世代闘争に挑むには格 好の相手となる。当たりが強いことには定評があ る勝だが、春山にはそれをひと回りもふた回りも 上をいく“受け”の技術がある。ちょっとやそ
っと の攻撃では、春山を追い込むことは不
可能と言っ ても過言ではない。だからこそ、春山に少しでも 危機感を覚えさせるような試合ができれば、勝の 自信にもつながっていくことになる。ただ単に、 コンビの実力を確かめ合うような試合ではなく、 勝が大きな目標に向かっていくための重要なステ ップとなるような試合が求められそうだ。

第4試合 「タッグリーグ・ザ・ベスト2014 」Aブロック公式戦 20分1本勝負 コマンド ボリショイ&木村響子 VS KAZUKI &ライディーン鋼 Xとなっていたコマンド ボリショイのパートナ ーが、「タッグリーグ・ザ・ベスト2014」公 式戦の初戦となった1月19日の新木場1st RIN G大会でベールを脱ぎ、かつてJWPに在籍し、 そしてJWPの大敵としても殴り込んできた木村 響子であることが判明した。JWPに所属してい た当時から、木村はボリショイのことを慕ってお り、自身のデビュー10周年記念試合の相手にボリ ショイを指名したほど。2人の間に特別な何かが あるのは想像に難くない。今回、ボリショイは優 勝を狙うためということで木村とのコンビを実現 させたが、タッグチームとは1+1が2になるよ うな単純なものではなく、3にも4にもなる可能 性がある。それだけに、ボリショイの中では純粋 に強い選手と組むという短絡的な考えではなく、 信頼が置ける選手
を選んできたことが窺える。そ の結果は、中島安里紗&華名を初戦で破って
調子 に乗ってきたラビット美兎&つくしを下している ことからもはっきりと見てとれる。2戦の目の相 手はKAZUKI&ライディーン鋼。まず、注目 すべきはKAZUKIと木村との絡み。まだ、K AZUKIがフリーとしてJWPに参戦していた 当時からの因縁がある。今や、陰でJWPの屋台 骨を支えているKAZUKIからすれば、JWP を退団していった選手に対しては独自の感情を持 っていることは間違いない。KAZUKIから笑 顔が消えていれば、激しい戦いとなることが予想 される。そして、鋼と木村の遭遇からも目が離せ ない。木村は若手が感情を出して向かってくるこ とを好む選手であり、自身が技術よりも気持ちで 上に向かっていった経緯もある。それだけに、鋼 がどれだけ木村に向かっていくかによって、試合 の方向性は大きく変わる。そんな感情が表に出る ような展開となれば、それこそボリショイがこの リーグ戦に木村を出してきた意味があると言える かもしれないだけに、序盤から要注目の試合とな りそうだ。

第5試合 30分1本勝負 中島安里紗&阿部幸江 VS DASH・チサコ&仙 台幸子 現在、行なわれている「タッグリーグ・ザ・ベ スト2014」は、JWP認定タッグ&デイリー スポーツ認定女子タッグ王座への挑戦権を懸けた リーグ戦でもある。そこに待ち構えるのは2冠タ ッグ王者のDASH・チサコ&仙台幸子。同王座 を獲得した昨年12月15日の後楽園ホール大会以来 の参戦で、JWPではチャンピオンとして初入場 ということになる。その姿を見れば、リーグ戦出 場選手の目の色が変わることは間違いない。その 十文字姉妹と対戦するのは中島安里紗&阿部幸江 。パートナーは違えども、2人はリーグ戦に出場 しているだけに、目の前のベルトに対してどれだ けの執着を見せるのかが注目となる。また、JW P認定無差別級王者の中島は、かつての同期選手 と同じチャンピオンとしての対戦。シングルでは 団体トップだが、タッグでは十文字姉妹が頂点に 立っているのも事実。その状況の中で、中島がど んな戦いを
見せるのかも期待される。そして、こ の戦いの中にベテラ
ンとして組み込まれている阿 部。タッグ屋として経歴は長いが、中島とも一時 期、コンビを組んでいたことがあるだけに、その 存在感はチャンピオンの中に入っても勝るとも劣 らない。ノンタイトル戦とはいえ、2冠タッグ王 者の試合ぶりによっては、この後のリーグ戦も大 きく左右される可能性があるだけに、まずはチャ ンピオンのお手並み拝見ということになりそうだ 。

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