こんにちは~ 最近は朝晩の気温差が激しく体調管理が大変な日々が続いていますね!

今回のゼミ日は、快晴で気持ちの良い青空が広がって気持ちもハッピーです!!

 

今回のブログは加藤と小谷が担当します。

 

初めの2つの記事については加藤が担当します。

 

1つ目の記事は、バイデン大統領によるインドと日本は外国人嫌悪であるという事柄についてです。バイデン大統領はアメリカ大統領選挙に向けてアメリカの移民歓迎体制を評価する一方で、日本を中国・ロシア・インドと並列して移民を受け入れないのは、“xenophobic”(外国人嫌悪)であるからと発言しました。このことについて①Japan=“xenophobic というバイデン大統領の考えをどう受け止めたか ②日本は経済発展などの諸問題を解決するために移民を受け入れるべきかどうか の2点について話し合いました。

 

①に関して、バイデン大統領は日本のことを誤解しているという発言が多くみられました。日本(人)は外国人嫌悪を理由に移民を受け入れないのではなく、地理的な孤立した島国であるから移民政策を進んで取り組む傾向がないという意見がありました。また、バイデン大統領は日本の移民政策に関して問題点を指摘したかっただけであるならば、差別的な要素を含む言葉ではなく、より標準的な配慮した言葉を使うべきだったという意見もありました。

 

②に関しては、肯定的な意見が多くなりました。人口減少や高齢化が加速する日本では、高齢者を介護する人材不足に悩まされることも考えられるため、移民によって雇用を賄う必要があるという意見も出ました。さらに、全人口に対してどの程度移民を受け入れるべきかについて、欧州の様に20%という声や現状が2%であることを踏まえて、最大でも5~7%が望ましいのではないかという議論を行いました。

 

2つ目の記事は、エクアドルの自然と産業についてです。エクアドル人の女性だけで構成される団体が自然豊かな土地を採掘産業による汚染や森林伐採から守る活動をしています。

彼女たち先住民族にとって自然とは自身そのものです。しかしながら、経済的な理由から採掘産業が増加しています。エクアドルのNapo州では政府が採掘を認めていますが、採掘による環境汚染や健康被害(癌リスクや中毒による死亡)が見受けられるようになり、さらには生態系のバランスも崩しています。このことについて、①採掘活動に賛成か反対か ②政府が取るべき対応はなにか について議論しました。

 

①について、賛成意見と反対意見に分かれました。賛成理由として、生活に必要なお金を稼ぐ手段として避けられないことや日本が経済発展する過程で公害問題に直面したことと同様に、国が発展しえるまでは他に選択肢がないため仕方がないことであるということが挙げられました。一方で、反対意見として、天然資源には限りがあるため自然に配慮をする必要があることや癌の発症率が上昇していることから深刻な病気が将来的に引き起こされる可能性があるといった事柄が挙げられました。

 

②について、政府が採掘活動を全面禁止にすることは非現実的であるため、代わりに採掘活動を行える範囲を制限することや公害に対するメディカルケアサービスの提供を施すことが政府に求められるという議論になりました。社会的な幸福のために人間の身体に対する保障を明確にしておく必要もあるという意見もありました。

 

 

ここからは小谷が担当します。

 

3つ目の記事は、古着の流行が続く一方でファストファッションの流行や新品服の市場の大きさによって中古品のプラットフォームの収益化の難しさが懸念される中、Vintedという古着専門プラットフォームが立ち上げから1年で利益を得たという記事でした。

この記事対して、①古着を購入したことがあるかまた②「メルカリ」などのフリマアプリ利用でトラブルや不満を感じたことがあるかという2点について議論を行いました。

①に関して、古着を購入したことがある人はいませんでした。古着を購入しない理由として、中古の服であってももともとの価値が高く意外と値段が高い場合がある点やどんな人が着ていたかわからないまた選択されていたとしても中古の服を着ることに抵抗感がある点があげられました。

② に関して、Amazonで新品の商品を買ったのに中古品が来てしまったことやメルカリで購入した商品が頼んだものとは違ったというトラブルの話があがりました。特にメルカリでは中古品の取引がされていますが、1回しか使わないものや一定の期間だけ必要な本などは中古品を購入する傾向があることがわかりました。

 

4つ目の記事は、ミシガン州立大学の学生2人が襲われた事件に対し、大学は大学との関係性はなく被害者は人種的なアイデンティティにより狙われた可能性があると述べ、医療費を支払わなかった事柄についてでした。これに対しミシガン州法では性的思考や性自認に基づく被害者を保護していないため、ヘイトクライムの対象外であると司法長官が発言した点からヘイトクライムについての議論を行いました。実際にヘイトクライムを受けた人はいませんでしたが、留学中に滞在先で日本人が襲われたというアラートがスマホに入った際には驚いたといったエピソードがあがりました。

 

ゼミ後半では「池上彰の世界の見方 アメリカ」の第4章について議論を行いました。

日本とアメリカの就職するにあたって求められているスキルの違いや雇用形態に違いについて日本とアメリカを比較しながら議論を進めました。感想の中でも多く取り上げられていたように日本の人気就職先が大手企業であるのに対してアメリカの人気就職先が非営利団体である点は、アメリカは自分の力で世界をよくしていくと考える人が多いのに対して日本は自分の生活をよくしていきたいと思う人が多いこの違いがわかりやすく表れていました。

日本社会では新卒一括採用で特に専門的なスキルが求められず、入社してから教育を受けてよほどのことがない限り解雇されることがない雇用形態が主流ですが、アメリカでは「新卒」ではなくスキルの高さや経験値など即戦力として空いているポストで働く人が求められています。大学で身に着けた知識やスキルが仕事にそのまま生かせるシステムは日本にもあったらいいという声もある一方で、大学に入ってから専攻を選ぶアメリカの学生は日本の大学に比べると4年での卒業が難しいなどといったリスクもありどちらにもメリットデメリットがあることがわかりました。

続いて、人によってやりたいことが見つかるタイミングは異なるのにもかかわらず、日本の新卒一括採制度は全員が一斉に同じスタートラインで始まるため周りと比較してしまうといった声もありました。一方で、アメリカでは大学で学位をとっても自分の就きたい仕事のポストが空いていないとなかなか定職につくことができなかったり、会社の経営状況によっては大量解雇されるなどといったリスクと隣り合わせであるという現実もあることが分かりました。

またアメリカのように学歴関係なく、経験やスキルが重視される社会は能力のある人にとっては自分の力を活かして生きていくことができやりがいも感じられるが、そうではない人たちにとってはどうなのかという話合いも行いました。日本のある程度決まった型で自分の人生を生きるよりは、アメリカのように自分の意思で選択する機会が多いほうが自分の人生を生きているという感覚を得やすいのかもしれないという話にまとまりました。

 

就職活動をしていく中で自分の人生について考えることが多くなり、何が自分にとって正解なのか分からず不安な気持ちになることもありますが、今回の議論を通して自分の納得がいく選択をできるようにしたいと改めて感じました。適度に息抜きをして頑張っていきましょう!!