こんにちは。今回の投稿は堀江、蜂谷、穂高が担当します。

今回は3つの英字新聞と1人の卒業論文を扱いました。

 

堀江さんが用意した英字新聞はフロリダ州の高校の年次アルバムについてでした。学校が指定したドレスコードに違反した生徒の写真を加工してアルバムに掲載しました。この加工は女子生徒にのみかけられており、問題になっています。

1つ目の話題は、加工が行われたことは性差別だと思うかどうかというものでした。「そう思う」という学生と「そう思わない」という学生で分かれました。「性差別だと思う」という学生の意見の中には、女子生徒にのみ行われたからというものや、加工について明確な注意がされていなかったからというものがありました。「性差別だと思わない」という学生の意見には、性差別を意図したわけではないからというものや、ただ心配しただけだというものがありました。今回の学校では制服がなく、なかなか規定が難しいですね。

2つ目の話題は、学校での服装の決まりはなぜあるのか、なぜ必要なのかについてでした。生徒を守るため、生徒に規則を守ることや節度を教えるためという生徒のためにという意見がたくさん上げられました。一方で、服装でなくてもそれらを教えることは可能であり、自由にすることで生徒が何らかのストレスを発散することができるのならば、必要ないのかもしれないという意見も出ました。どちらにしても、服装の規則を厳しくすることで個人のアイデンティティを否定するのは時代に合っていないという話になりました。徐々に変わっていくといいなと思います。

 

伊藤さんが用意してくれたトピックは、オーストラリアのロックダウンの規制緩和についてでした。これに伴って、今後コロナ以前の生活ができるようになり、コロナと共生することは可能なのか?という話し合いをしました!将来的には、できるようになるのではないか、という意見が多くありましたが、実現には時間がかかるという懸念は考えられるようでした。また、マスクをつけることに慣れているため、マスクはいつから外れるのかということも考えさせられる話し合いでした!

 

市川さんの英字新聞ではコロナ禍もあり急速に拡大している、様々な種類の自動販売機についてでした。魚の切り身やロールケーキを販売している者もあり、利用者からは「店員との対話なく時間をかけて購入を検討出来てよい」などの声があるそうです。私たちはこの記事に関して、ふたつの観点から話し合いました。

ひとつ目はこのような自販機に賛成か、また今後どのようなものが販売されるとよいか、ということについてです。ゼミ生の中では店員に話しかけられることなくじっくりとえらべられるため賛成であり、服屋でもこのようなシステムを望む人や、一人暮らしには細かな日用品や時間がかかる料理、サイドディッシュがあると助かる、という意見がありました。一方で特に食品では増えると予想されるごみの量について懸念する意見もありました。

二つ目はコロナ禍によって増えた対面をさけたサービスの例についてです。

スーパーなどのピックアップサービスや、無人でチェックイン・アウトできる宿泊サービス「エアビー」、またフードの無人販売が挙げられました。

 

続々と「ニューノーマル」が生まれ、気が付いたら新しいものに追いつくことができず時代に取り残されてしまいそうです。

 

 

今回の卒業論文の担当は中山さんでした。アメリカにおいてのアジア人差別から、アメリカにおいてどのようにアジア文化が受け入れられ表象されているのか、そしてハリウッド映画に見られるアジア人ステレオタイプの変遷へと展開されるようです。「アジア人」をどこまで狭めるのかの難しさはありますが、とても興味深いトピックです。

(差別のひとつとしてAsian-AmericanはいつまでもAsianとして見られてしまうことがあるそうです。例えアメリカで生まれ育っていてもwhere are you originally from?と聞かれるなど、Asian-AmericanとAsianは一部のアメリカ人にとっては同じなのかもしれない、という意見が出ました。)

人種差別のことについて考えるとき、黒人を対象として考えてしまいがちですが、他のマイノリティーも差別されていることや、マジョリティーもマイノリティーになりうること、そして自分自身のマイノリティーに対しての姿勢も意識したいですね。

 

以上、今回の投稿でした!