ひょんなことからご来光の道 | 花杵 庵


後編の前に・・・


8月の三峯神社参拝の帰り道にお次は9/24に常陸の國のお気に入り三社巡りを計画したんですが、お孫くんから始まって息子夫婦が体調を崩してしまい、お医者にはかかっていないけれど、もしや…もしやの新コロだったらと、あたしの体を気遣って1ヶ月の延期を決めました💧



息子たちの心配をしつつも、あたしが来月まで動けるかどうかもあって、おかみさんはどこかにお出かけしたいご様子 笑



お彼岸なので、久々ご無沙汰している我が家の本家(那須)に行って墓参もしたいところなんですが、父親が亡くなってから数回行ったきりで、それまで毎年遊びに行っていた那須にも足が遠くなってしまっています💦


そんなこんなのご無沙汰不義理の中、変わったことをするのが怖い部分も…


『今年は久しぶりに顔見せに来たっけなぁ、やっぱりこうなることが自分でわかっていたのかもしれねーなぁ…』

な~んちゃって


虫の知らせ的な… 数年前からそれがずっと頭の中にあるのですよ💦

(これの意味わかるかな?)



それで、今年もご先祖にはごめんなさいで別の行き先を…


おかみさんが往復運転すると言い出して、また車椅子を借りてきたので、山に行ってリフレッシュするか、どこぞの神社にでも?とのことで、一番最初に浮かんだのが(産土さんじゃないんだけど)生まれてこの方お世話になりっぱなしの姫神をまつる上総國一之宮。



行きは茂原を抜けるコースだったので、まずは20数年前に初参拝をして、その後ある一件から乙姫石(鎮魂石)を賜った延喜式内社の上総國二之宮 橘樹(たちばな)神社へ。




千葉県には古墳が多くありますが、御由緒によれば、こちらの本殿裏には、日本武尊が自ら築いた弟橘媛の墳墓があります。

(千葉神奈川には、入水伝説から浜に流れ着いたとされる弟橘媛の櫛やその他の持ち物を祀った墳墓形式の塚や神社、地名が多く残されています)



(この日は4匹のにゃんこがお出迎えしてくれました)




いまから17~8年前のこと、ちょっとした一件から、荒んだ気持ちを落ち着かせるように『お立ち寄りなさいませ』と…。


すると「お心鎮めらるるようこれをお持ちなさい。そなたに授けましょう」

(このアヤシイおはなしは、以前の石笛記事には書いていない)


授かったこの白玉石を握った瞬間スーっと気持ちが鎮まり心が温かくなるのが感じられ、、、



不思議に思ってよく見てみると、


弟橘媛に賜ったこの乙姫石は、じつは音秘め石(石笛)として実用できるのもで、その後現在に至るまでその響きで神事等に活躍してくれています。

(この日も姫の墳墓へと)


※余談ですが、
大正五年春、出口王仁三郎と浅野和三郎が、横須賀の走水神社に参拝の折、境内にて二つ穴のあいた石笛を授かったという記述もあるように、弟橘媛と石笛にはなにか関係があるのかもしれませんね。
(過去記事 小桜姫物語参照)




その後は予定どおり一之宮玉前神社さんへと向かったわけですが、この日はとんぼのお出迎えに秋を感じつつ歩行訓練を兼ねて車椅子は使わず、前日の睡眠時間2時間半にも関わらず、眠くもなく元気に階段は言うに及ばず、玉砂利のはだしの道3周等々かなり力強く歩くことができ、お陰さまを感じずにはいられませんでした。





こちらには、神・人・社ともに不思議なご縁やら腐れ縁等アメブロには書けない裏話(アヤシイはなし抜きのリアルなノンフィクション)が多々ありまして、橘樹さんで鎮魂石を賜ることになったのもこちらでの玉依さんとのご縁によるものです。


(アヤシイおはなしは置いといて)




今回来れなかった息子夫婦が御朱印をやっているのですが、代理参拝で御朱印もなんだかなぁ~と思っていたところ、巫女さんに2日間限定のレイラインの御朱印をオススメされたので、限定品の御朱印だけおみやげに求めてきました 笑





ここ上総一之宮は、春分秋分の御来光の道(レイライン)の起点となる神社として有名ですね。





まぁでも、じつはじつは中原地区の玉崎神社がその本家であるとの説が有識者や玄人スピの間では根強く、有識者や有志が集まってイベントが催されていて、あたしも何度か参加したことがあります。


こちらの神社も不思議なご縁から紹介されて参拝にあがるようになったのですが、のちのちの話で高尾山薬王院でお世話になっていた先輩の坊さん(現在は高幡不動)の従姉妹が当時の宮司の奥様だったりと、動けば動くほど点と点が線で結ばれてゆく巡りを楽しんでいました。



今回は、上総乙姫二社(玉崎さんに寄っていれば豊玉さんも入れて乙姫三社だったのにね💦)に参拝に上がれたことと生かされていることへの感謝、そして現状からの復活を祈念して石笛奉納をしてきました。



そして帰りには、こちらもご縁繋がりで、30年来のワンコ繋がりの友達のお姉さんご夫婦が営む牧場に寄ってからこの日の帰路につきました。





今回は、高速道や有料道路を使わず全行程下道でのんびりでしたし、往復おかみさんの運転にも関わらず、まったく疲れなかったらしく、この日の参拝がやはりお呼ばれであったことを実感したあたしなのでありました 笑