ゴールデンウィーク。
皆さんはどのように過ごされましたか?
コロナも5類に変わって、今回のゴールデンウィークは各地で観光客が溢れていたとか。
多過ぎる故の問題も出ていたと聞きます。
とはいえ、経済的効果は高く、観光業界は嬉しい悲鳴かも知れません。
さて、私達介護業界はというと、全国的にどこの事業所もてんてこ舞いの現状です。
というのも、今年4月から改正となった介護保険法により、変更点が多々あり、提出期限ありの届け出を様々しなければなりません。
特に、虐待防止措置や事業継続計画策定等については、昨年後半になって急に降って湧いたかのように、未実施減算との意向が判明し、それ故に、介護システム業者も振り回され、対応に追われ、そして今、4月のサービス提供が終わり、新システムでの初の請求業務真只中なのであります。
今回の法改正では全ての事業所が影響を受ける為、届け出先となる市町村も数多い届出書に対応しなければなりません。
届出書の新しい様式が必要だったり、新しい説明を書き加えたホームページ作成だったりと、法改正による余波は非常に大きい。
どこかの会議室で話し合われ、決定した事項によるその波紋の大きさ。
決めた人達はわかってくれているだろうか?
影響される人々の数の多さ。
実際、いざ請求業務開始となると、あちこちでトラブルが発生していて、サポートセンターもパンク状態。
おまけに厚生労働省主動のライフシステム、こちらまで新しく切り替わるそうで、もう泣きたい心境です。
ま、こちらの方は移行期間が定まっていて、まだ心の余裕もありますけどね。
介護保険事業はその体質から言って、専用ソフトが無ければ成り立たちません。
いろんな会社がいろんなソフトを出しているけど、製品の種類によって出来ることも様々です。
会社の規模にもよるかも知れないけど、果たして全てのソフトがこの短期間で新しい制度に対応できたのでしょうか?
中には対応できずにシステム入れ替えなんてことが起こっている会社もあるのかもしれないと、一人密かに危惧している今日この頃です。
幸い弊社は大手のシステムを利用しているので、法改正に対応したソフトで請求業務を行うのですが、にしても、やはりトラブルが多い。
多すぎる。
人間誰しも慣れない事は苦手であり、特に初めてやる事等は出来れば誰かに変わって欲しいと思うもの。
その気持ちはわかる。
でもね、この難局は全国どこも皆同じで、回避する道はどこにも存在せず、結局避けては通れないし、誰かがやらないといけない訳で、だったら普段やっている者がやるしかない訳ですよ。
介護業界はまだまだ波乱万丈です。
今年度スタートした改正法案では介護系が4月スタート、医療系は6月スタートとなっているからです。
来月は医療保険請求の電子請求も始まるし、秋頃まではバタバタするのでしょうね。
早く様々落ち着いて、穏やかな日常が戻ってくる事を切に願っています。
ご拝読ありがとうございます。
次回は6月3日になります。
宜しくお願い致します。