気が付けば、今は令和6年。
平成30年のデイサービス開業から、3月で早くも6年が経とうとしている。
介護保険の許認可期間も6年間なので、今年は随時更新していかなければならない。
華桔梗は、デイサービス、居宅、夕食配食、タクシー、訪問介護、訪問看護と立て続けに指定申請を行い、事業を拡大してきた。
その為、それぞれの指定年月日がばらばらで、必要な書類も都度都度、準備しなければならない。
今年に入り、それを覚悟して準備を始めた時、ふと、行政のホームページで指定日を合わせるという文言を見つけた。
興味津々で読み込み、自分が考えていることが出来るものではないとは理解したが、その上で、ダメもとで申し出てみることにした。
つまり、今現在、ばらばらの指定年月日を、全て揃えたいという申し出。
事業の種類が違うので、まず難しいとは思ったが、協議の結果、認めてもらう事が出来た。
本当ですか?ありがとうございます!
何がそんなに嬉しいのかって?
指定日が揃うということは、更新する時期も同じになるということ。
更新する時期が同じということは、その時に必要になる書類が同じもので良いということ。
つまり単純に言って、作業量の削減。
指定申請の書類は細かく、量も多くて、大変な作業。
そのくせ、事業のジャンルが同じであると、同じような書類を何枚も作らなければならない。
この業界の離職率を考えれば、時期によっては管理者が変更していることもあったり。
なので、時期が揃うということは、その時のスタッフが全事業で共通する為、一度作った書類をそのまま他の事業の申請書類の一部として使えるということなのである。
これは大変ありがたいことであった。
だからこそ、私は丁寧に、丁寧にお礼を述べた。
感謝するということは、とても大切な事だと思う。
感謝して、それを相手に伝える事。
とても大事だ。
当たり前にあるものも、当たり前ではないのだから。
こんなことを言うと、私が人ではないかのように聞こえるかもしれないが、最近の人間達は、古人のように感謝することをあまりしなくなったように思う。
何かしてもらっても、それが当たり前ととらえられてしまっては、続けることは難しいだろう。
常日頃から、人間の原動力は心だと言っているように、感謝してくれるからこそ、またしてあげよう、もっとしてあげようと思うものではないだろうか?
労働者だった私が経営者になって早6年。
いろんな人たちを見てきた。
一生懸命働く人、仕事がある事に感謝する人もいれば、今の労働環境を当然と考える者もいる。
当然であるととらえれば、それが得られなかった時は不足している事になり、不満となる。
しかし、同じ状況をありがたいととらえていれば、それが得られなかったとしても、仕方がないと考えるだろう。
結局、世の中、不満ばかり言っている人は、自分自身がその不満を生み出している事に気付いていないのである。
幸せは自分で作るものなのにね。
さて、間もなく満6年となる華桔梗。
開業当時から変わらず就労してくれる者が4人。
中途採用で、勤続5年以上の者も数名。
この規模で、これだけ継続勤務してくれることに、私はとても感謝している。
その感謝の気持ちを報酬という形で還元できるよう、これからも頑張っていきたい思う今日この頃なのである。
次回は3月4日になります。
宜しくお願い致します。