さてさて、父を連れて、またまた例の総合病院に。
水泡性類天疱瘡の診断や治療指示を出している病院である。
そこで父は、優しい女医さんに丁寧に診察を受けているのだ。
いつもどんな時も、常にこんな医師ばかりであれば、患者も自分の身体の事、不安な事、何でも相談しやすいというものだ。
でもしかし、男性にも女性にも、医師であるというその立場によるものなのか、高圧的で患者に有無を言わさない雰囲気の医師が居る。
患者というのは常に弱い立場だ。
具合の悪い所を治療して欲しくて通っている。
丁寧に診察してもらえなかったり、適切な薬を処方してもらえない事で、治る病気も治らないかも知れない。
それが怖くて、患者は医師に逆らえないのだ。
世の中の全ての医師が、人として敬うに値する人物であって欲しいと切に願う。
さて、父はというと、例の薬について皮膚科主治医に聞いてみた。
やはり、訪問診療の医師が恐らくはと、話していたように、水泡性類天疱瘡の治療薬で出ている薬の副作用で、悪影響を受けないようにするために、定期的にカルシウムを補てんするという意味で出されている薬であった。
いつまで内服するのかは、血液検査などを繰り返しながら、慎重に考えていく必要があるとの事。
処方の理由が聞けて、安心した私は、その内服方法の特異性を考慮して、月1回の事なら、私自身で行うのが安全と判断した。
せっかく皮膚科専門医の診察を受けているので、そうだ、皮膚への塗布剤についても相談しようと思いつき、退院時処方にも、退院時サマリーにも記載のなかった、塗布剤の適正について、優しい女医さんに聞いてみた。
医師は、処方の内容を見て、その成分を勿論理解し、一つ一つ丁寧に説明してくれた。
そして、保湿をメインで行い、こういう時にこれを使うというように、使用方法や塗布の仕方まで教えてくれたのだった。
神対応です!
いい人だな♪
良い人に、良い対応をしてもらうと、自分も自ずと良い気分になってくる。
良い人に担当になってもらうという事は、本当に大切な事だと実感する。
で、結局、月1回の薬を今後も継続しなければならない事で、私はその方法を考えなければならなかった。
病院と違って、施設と違って、父の居住地には私しか世話が出来るものが居ない。
一人で看るという事は、想像するより大変である。
私は今の父の生活リズムを考え、また、食事の時間や、自分の家事をする時間なども考慮しながら、その、月1回の薬の内服方法を考えなければならなかった。
そしてそれにリンクさせるように、あの薬の特異性を加味しなければならない。
内服は起床時。
内服には多量の水。
内服後は絶飲食で30分待機。
内服後に横になってはならない。
この4か条をクリアして、如何に時間をかけずにミッションクリアを行うか、なかなか頭の痛いところ。
慣れるまで大変だけど、慣れる頃にはきっと、更により良い方法が見つかるかもね。
まずはとにかく、やるっきゃない!