昨年末、もしもの時の為に今のうちにと造設した父の胃瘻。
半年ほど経って、交換が必要な時期になった。
本来は訪問診療でもできるという事なのだが、父に造設されている胃瘻は、訪問診療では交換が出来ないタイプのものらしく、またまた大きな総合病院に行く羽目に…
始め、父の日常生活上、10時頃の到着を希望していたのだが、病院の都合で朝、8時40分に来てくださいと…
簡単に言いますけど、重度の認知症の父にとっては、それはなかなか大変な事でして…
どうしてもというなら、10時でも良いが、その場合はお待たせする事になりますと言われ…
でも、病院で長々と待たされる訳にもいかないのが父の事情。
だって、時間通りに内服薬も飲ませなきゃならないし、空腹になれば騒ぐし、いつオムツ内に排便するかも知れないのに…
という訳で、やむなし、朝8時40分の到着を選択したのでした。
かと言って、朝の通勤ラッシュは半端ないし、8時に出たのでは間に合わない。
何とか8時までに家を出なくては…
胃瘻の交換なので、絶飲食での処置となり、水分も2時間前までにという指示。
9時から処置が始まると仮定して、2時間前となると朝7時。
いつもはその時間が父の起床の時間だけど、それでは遅いよね。
覚醒悪いまま水分摂取させると十中八九誤嚥する。
寝ている父を起こして安全に水分摂取と内服確認となると、しっかり離床させてから介助しないと…
でも知ってます?
ベッドで寝ている父を起こして、車椅子に移乗させるまで、最悪の場合は30分以上は時間がかかります。
何も被害がなければ良いけど、ベッド上でオムツからの尿漏れがあったり、オムツ内の排便があったり、汚れたシーツの交換があったりするからです。
何もなければ良いのだけど、朝になってみないとわからない。
となると、その時間も見越しての起床時間設定。
はい。父はいつもの1時間前に起きましょう!
当然私もそうなるよね(泣)
起床時の父の口腔内はとっても不潔な状態で、朝食を食べないからと言って何もしない訳にはいけません。
普段の通りに、嗽をして、義歯を入れて、歯を磨く。
嗽の時にはとろみもついていない水道水をお茶と勘違ってか、単に喉が渇いているからなのか、時にごくりと飲むことも。
それすらも7時までに完了させねば!
なかなか過酷です(泣)
それに、朝起きて、空腹であったとしても、何も食べれず、何も飲めない。
そうなると、絶対父は騒ぐでしょ?
大きな病院で、沢山人もいるのに、所かまわずワーワー騒ぐ。
そうなったら一緒に居る私の方が、視線の針がグサグサ刺さって痛いです!
なので、ごめんね、先手を打ちます。
いつも夕食後にしか飲ませない興奮抑制の内服薬。
今日だけは早朝にも一服しときましょう♪
で、お陰で道中静かに過ごせました♪
それでも、処置中は痛い!と大きな声で騒いでいたから、飲ませておいて良かった~って思ったんですけど、でもやっぱり弊害も出ましてね…
それはまた次回にお話し致します。