これは本当にあったお話です。

 

 あったと言っても、決して過去のお話ではなく、現在進行形のお話です。

 

 そこは、社会福祉法人が営む特別養護老人ホーム。

 

 古くて汚い建物を想像しますか?

 

 いえいえ、外観はとっても綺麗で清潔的です。

 

 でもそこで、どんな事が起こっているか、御存知ですか?

 

 私自身、介護の業界に身を置き、自分が実際に目にしてきた事が発端で、今に至る訳ですが、それにしても、今現在もなお、私が見てきた以上に最低最悪の現実が、そこでは日常的に繰り広げられている。

 

 衝撃でした。

 

 

 

 施設には看護師も介護職員も従事しており、女性職員男性職員、それぞれシフトによって従事する。

 

 利用者が女性だから男性だから、そんなことは関係なく、女性の利用者に対しても、男性職員が入浴介助や排泄介助を行う事も日常茶飯事。

 

 そんなことに気を使っていては、儲からないからというのがトップの考え。

 

 でもそれくらいまだましかもしれない。

 

 いつも私が言うように、介護は大変なお仕事です。

 

 汗もかくし、仕事はきつい。

 

 それでももらえるものは僅かな賃金。

 

 だから稼ぐ為には夜勤に何回も入る。

 

 生活の為に働くことが悪いとは言わない。

 

 だけど、仕事が大変で、特に認知症患者が介護に抵抗した時に、イラっと来た職員が故意に腕を掴んでボキッと骨を折る。

 

 そんな現実が今もそこでは実際に起こっている。

 

 明らかな虐待だと、薄々気付いている組織外部の人間もいる。

 

 でも声は上げない。

 

 何故なら自分自身もそこからの利益を得ているから。

 

 或いは、声を上げる事で、自分自身が廃業に追い込まれることを恐れているから。

 

 巨大な組織、巨大な資本の前で、被害者はいつも弱者のみである。

 

 その組織の中で、声を上げる者もいる。

 

 でも、トップ自らが、施設というものはそういうものだという認識で居るから、声を上げる者は居づらくなって辞めざるを得ない。

 

 周囲がそれを目の当たりにするから、自分の生活の為に、皆、口を噤む。

 

 その巨大な組織には様々なタイプの施設があり、当然通所系施設もある。

 

 でも、組織そのものの虐待ありきの体質は変わらないから、そこでもあり得ないような言動があり、それを問題視すらしない。

 

 どんな虐待かって?

 

 性的虐待も然りだよ。

 

 怖いよね。組織ぐるみでの隠ぺい体質。

 

 悲惨な事は、そんな境遇に置かれながら、被害を被害と訴える事が出来ない認知症患者。

 

 そしてまた、施設側の上手い説明を信じて疑わない家族である。

 

 施設というところが、全て悪いとは言わない。

 

 だけどその建物の中で一体何が起こっているか、外部からは分からないのも事実。

 

 良い施設、悪い施設の見分け方なんて存在しない。

 

 良く見えても、悪いからこそ良く見せているという事も大いにあり得る。

 

 判断基準はただ一つ。

 

 利用者本人が良い状態で居るかどうか。

 

 人と人との関わりが避けられない介護の世界で、ミスや事故は避けられない現実である。

 

 でもその事が起こった時に、どう対応するか。

 

 そこに全てが現れる。

 

 世の中の人は、安易に施設という選択をし過ぎる傾向にあると私は思う。

 

 良く考えて欲しい。

 

 その施設、本当に良い施設ですか?

 

 巨大な組織、巨大な資本の前で、誰も悪を善に変える事が出来ない。

 

 でも負けたくないな。

 

 こうして暴露する事で、業界からはまた更に煙たがれるだろう。

 

 私がやろうとしている事を、邪魔してくるだろう。

 

 でも負けない。

 私は戦う。

 

 間違っている事を間違っていると声を上げて何が悪い?

 

 救いたいのだ。

 被害者であるその弱者を。

 

 この華桔梗が選択肢の一つとなる事で、世の中の当たり前を変えたいと思う。

 

 応援よろしくお願い致します!