日曜日の夜、父がショートから帰ってきました。

 

 この時はまだ貼付剤が貼られている状態です。

 

 訪問診療での新しい処方は既に受けていたのですが、薬の変更のタイミングは私がしっかり様子を看られる時にと思っていたので、切り替えのタイミングは月曜日と決めていました。

 

 月曜日の朝、父の起床時に貼付剤を剥ぎ、その朝食後から内服の興奮抑制作用のある薬を開始しました。

 

 分3で処方されています。

 

 毎日3回の食後に内服という事です。

 

 朝食時は経口摂取が出来ないという事はなく、全量摂取出来たのですが、朝貼付剤を剥いでまだあまり時間が立たないうちに、薬を開始するという事に多少の迷いはありました。

 

 しかしながら、薬剤師の方が、効き目は弱いかもと言われていたので、何事もチャレンジ!ということで、父には内服してもらいました。

 

 様子を看ながら時々は薬を抜いて調整をという主治医の指示でしたが、元々は分3で処方されているので、初日はきっちり、昼食後も夕食後も内服してもらいました。

 

 この日の父はとても静かで、会話する事もなく、当然問題行動を起こすこともありませんでした。

 

 夜はぐっすり眠り、そして二日目の朝、起床時の父は早くも傾眠傾向が強く出ており、車椅子への移乗時、父の協力動作はあまり得られませんでした。

 

 朝食の時も、閉眼し呼びかけに返事はするものの、口をあける事はなかなかせず、何とか朝食全量摂取出来たものの、とても例の薬を内服させる事が出来る状態ではなく、朝食後はその薬だけ抜くことにしました。

 

 午前中に父の覚醒が上がってきて、大声が出始めるかも知れないと心配したのですが、そんなことも全く皆無で、昼食時も食事は全量摂取。

 

 さてここで、昼食後に例の薬をどうするか、これを考えねばなりません。

 

 いきなり2回連続抜くというのもあまりに冒険過ぎると判断したので、何事も段階的にという事で、昼食後は例の薬を父に内服してもらいました。

 

 いつも普段は午後から覚醒が上がり、大声が出やすくなるのですが、この日はまたそんな心配は皆無で、至って静かで穏やかな父でした。

 

 しかし、帰宅時頃には父の身体が前傾姿勢や、右や左に傾くようになり、夕食の食事介助は大変でした。

 

 食べこぼしも増え、箸も十分に持てていません。

 

 明らかに薬の作用が良くない方向に効いているように感じました。

 

 三日目、それならばという事で、例の薬は朝は抜く、昼も抜く、夕食後だけ内服する事にしてみました。

 

 昼食時にも内服できるよう、一応デイサービスに持参はしていましたが、父が興奮する事もなく、朝昼抜くという事で、暫く様子を看るより仕方ないと思うのです。

 

 しかしながら、傍で日々看ている者としての感触は、以前の貼付剤と今回の内服薬、どちらも興奮を抑制するものではあるものの、その作用の仕方には大きな違いがあると感じます。

 

 薬を変更すべきなのか、なかなか判断に迷うところではありますが、何分今暫くは辛抱かなとも感じます。

 

 経過はまたお知らせさせて頂きますね。