以前にもお伝えしたように、私は今、主任介護支援専門員の研修を受けている。

 

 平成30年にデイサービスを開業させてからというもの、自分以外のケアマネが作成するサービス計画書を見る機会が多くなり、正直愕然としたのを強烈に覚えている。

 

 ケアマネにより持っているスキルも違うし、作成するサービス計画書の主人公も個々に違う訳だから、その作品が十人十色となるのは当然の事であるが、「医療の事は分からないから」、「病気の事は医療にお任せするものだから」、といった理由なのか、とにかく日常生活動作に関する問題しか取り上げていない事が多かった。

 

 いやいやいや、待て待て待て!

 

 その出来なくなっている日常生活動作が、何により起こっているかって、考えませんの?

 

 そこの問題をクリアにしなければ、根本的な問題解決には至らないし、注目している日常生活動作もさらに悪化すると思わない?

 

 介護支援専門員は、在宅ケアマネと施設ケアマネに大別され、自宅で生活する人のケアマネは、居宅介護支援事業所という部門に位置する。

 

 そう、居宅介護である。

 

 だから私は、新人ケアマネにいつも、全体を見ろ!と指導している。

 

 視野を広く持ち、多方面でアプローチして、根本的な問題解決が出来る様に教育している。

 

 まだ未熟だけどね。

 

 主任介護支援専門員の研修では、事業所の都合で仕方なく受講している者も多かった。

 

 これは介護保険制度の改正で居宅介護支援事業所の管理者要件に、主任介護支援専門員の資格が義務付けられたからである。

 

 私は、17年前に介護支援専門員の資格を取得してから今日に至るまで、様々な場面で介護業界の現実を目の当たりにし、真に国が求める自立支援を実行する為には、こうするしかないという信念のもとに、法人設立に至った。

 

 デイサービスの運営をする中で、時には主任介護支援専門員と出会う事もあったけど、国が介護支援専門員の指導者として、主任介護支援専門員という資格と位置づけを作ったというのに、正直それが機能しているとは、残念ながら微塵も思わない。

 

 現場では、ある一定のレベルで確立された指導マニュアルというものはなく、新人が就職しても、「聞いても教えてもらえなかった」「聞く人によって答えが違った」という声をとても沢山聴いた。

 

 主任介護支援専門員の研修では、ケアマネなんて何の力もなく、医療系のサービスにおいては言いなりになるしかないという言葉を聞いた。

 

 看護師だから医療に強くて羨ましいとも。

 

 でも私、今実際に医療に携わっている訳ではないので、そんなに医療に強い訳ではないよ?

 

 知識というのは、全てを一人が熟知している必要はなくて、それぞれに専門職がいて、必要な時に必要な情報をその分野の専門職からもらえばいいだけの話でしょ?って私は思っている。

 

 要はそれをやれるかやれないかの差でしかない。

 

 言いなりになるしかないという件については、一部同感。

 

 この世の中は政治家と医者が牛耳ぎっているものね。

 

 でも、政治家にも医者にも、心の綺麗な人は必ずいる。

 

 少数派だけど。

 

 少数だからこそ、まだまだ弱い。

 

 繋がって、大きな力にならないと!

 

 1年前、鬼滅の刃という漫画が大流行したけど、映画、私は5回も見に行ってしまった。(笑)

 

 煉獄杏寿郎の勇姿を追い求めて。

 

 グッツ販売でも煉獄杏寿郎はダントツ不動の一位。

 

 そんな我が国日本も、まだまだ捨てたもんじゃないなって、私は思います。

 

 皆、逞しく勇猛な彼に憧れを抱くのでしょう。

 

 日々の生活の中で、例え自分自身がそうあれなくても、心の奥底には、それが善であるという意識を持っている証拠。

 

 生きるとは、ある意味時間の消費だから、過ぎ去った時間は戻ってこない。

 

 だからこそ、介護支援専門員としての一つ一つの営みが、その人の人生を、時間を、生活を左右しているんだという事を心に刻んで、使命感を持って従事して欲しいと心から願う。

 

 強くなろう。

 

 一人一人は弱くとも、繋がれば大きく強く、戦える。

 

 皆が望むなら私がスイミーやりますよ!