虐待に絡んで話が脱線してしまったが、父の話に戻そう。
院外での処方箋薬局では、錠剤を粉で出した場合、父に適切な薬剤量が若干増えてしまう事が解った。
当初、父の様子がおかしいと気付いた時は、とにかく病院と同じように出してもらおうと思っていたが、目分量で父の薬を減量している時に、はたと気が付いた。
待てよ?
父は退院時処方の時、覚醒が良くなり過ぎて、入院中より大きな声が出ていたんじゃなかったっけ?
で、院外処方になってからは、傾眠が強すぎて、誤嚥が起こっていたんだよね。
なら、適切な薬剤量って、この中間に存在するのでは?
粉だからこその微妙な調整が出来るんじゃない?
でね、主治医に連絡して報告して相談したの。
何か、何処までも追及する私だから、主治医も笑っていたけど、微妙過ぎてピンポイントで的に当たるかはわからないけど、やってみるって言ってくれた。
もしも、上手くいけば、重度の脳血管性認知症患者でも、薬剤調節によって劇的に日常生活動作が変化するって事の立証になる。
私は今、17年前に初受験して獲得した介護支援専門員の資格から、ようやく受講環境が整って、主任介護支援専門員の資格を取得している最中なのです。
その分野では事例検討や事例研究がなされている訳だけど、父のこのケースは事例研究としてものになるかも♪
またなんか、面白そうなことを見つけてワクワクしている私だけど、父の次回外来受診と院外処方の超微妙調整を待たずして、父はまた熱発してしまいました。
直ぐにかかりつけ医に連絡して、抗生物質の処方を受け、早期対処を測ったけど、熱が出ると誰でもぐったりするのと同じで、父はその場合、食べる事が出来なくなる訳。
口を開かない、飲み込まない、口に溜め込んで、後に口からこぼすっていう状況。
つまり、薬すら飲めなくなるっていう訳さ。
在宅介護で、胃瘻がない場合、こういう時に本当に困るよね。
仮に鼻から管を入れようにも、認知症故に激しく抵抗するだろうな。
胃瘻があれば、こういう時でも栄養や薬だけを胃まで届ける事が出来るのに。
やっぱりあると便利だよね。
胃瘻。
父が触っちゃうけど。
胃瘻についての新たな検討材料ですな。
で、この熱に関しては、時既に遅しって事で、また誤嚥性肺炎だろうと思っていたのだけど、抗生剤を飲み始めた翌日に、父の右足、膝下から脹脛にかけて、何だか赤く腫れてて、赤い斑点もある。
これって・・・
今は手軽にネット検索できるから本当に便利よね。
画像検索して、自分の中で、蜂窩織炎ではないか?ってほぼ確信しちゃって、主治医に連絡。
場合によっては点滴が必要な事もある訳で、ここは主治医の判断に任せようと。
でもそもそも食べれないし薬が入らない状況な訳だから、入院だろうなって思いながら外来受診。
幸いベッドの調整がついて、即日入院でした。
診断名、蜂窩織炎。
私は楽になるけれど、父よ、2週間程度って事だから、今の認知機能、頑張って保ってくださいね!