今月父は78歳の誕生日を迎える。
あれから3年。
早いものだ。
父の人生において大事件ともいえる独居での脳出血。
三日三晩自宅トイレで倒れていたのに、命があっただけでも本当に奇跡だ。
あの日からちょうど3年になるのか。
その年はそれ以後ずっと入院生活で、左足を切断したり、幻覚幻聴が始まったりで大変だった。
年を明けてから、一本足となった父との同居が始まった訳だが、この年もてんかん発作が度々起こって、入退院を繰り返す生活。
そして昨年は誤嚥性肺炎による年始一カ月の入院後、体調を崩すこともなくコロナ禍の介護生活を平熱で過ごし通すことが出来た。
令和3年、まさかのショートスティ受け入れ拒否事件はあったが、今は別の事業所でお世話になっている。
平日はデイサービスを利用し、週末はショートスティを利用する父の生活は、2年前と何ら変わっていない。
しかし、悲しいかな、父の状態はやはり少しずつ悪くなる。
入院して認知症状をコントロールする為の処方調整を行っても、病院と自宅では生活環境がまるで違うので、入院中整ったとして退院しても、自宅での生活では覚醒状態が良くなりすぎて声が出る。
しかし日によって覚醒状態にも波があり、悪い時には食事中の誤嚥が起こる。
今年一年は、父の覚醒状態と誤嚥との戦いになりそうだ。
処方調整の入院後、自宅生活の中で、まだ2カ月にもならないというのに、父は既に誤嚥性肺炎での発熱を2回起こしている。
幸い入院は免れ、抗生剤の内服処方のみで熱を抑えることは出来ているが、注目すべきはその発熱ごとに父の脳機能が失われていく事だ。
日中の傾眠傾向は増え、食事中の閉眼、噎せ込みも増えている。
そして何より心配なのが、就寝時である。
ベッド上で寝かせた時、父はとても咳をするようになった。
誤嚥性肺炎が完治していないからかも知れないが、もしかしたら自分の唾液を誤嚥しているのかもしれない。
以前は夜間も咳をすることなく、深い眠りを続けていた父だが、ここ連日は夜間いつも咳をしている。
深い眠りにつくのは口の中がしっかり乾いた朝方になっての事。
その頃はもう咳をする事もなく、大きな鼾をかいてぐっすり眠っているのだ。
こうなってくると、就寝前の歯磨きを更にしっかりやらねばならないし、飲み込みの検査もしてもらった方が良いだろう。
世間がコロナワクチンで騒いでいるこの時期に、父は予約したコロナワクチンを予定通り打てないかも知れない。
肺炎による熱発のせいで。
無事にワクチン接種する為に入院希望も出したが、慣れた病棟が満室では、返ってリスクが高くなる。
結局自宅で抱えながら抗生剤のみで対処しているが、ワクチン接種には大きな不安がある。
肺炎が燻ぶっている状態でワクチン接種して本当に大丈夫だろうか?
健康な人でも脳出血を起こして亡くなった事例がある。
父はリスク絶大です。(T⁼T)
次週にはさあどうなったかをお話ししよう。
コロナワクチン、無事に打てますように!