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​「脱力」をどのように解釈していけば良いのか。脱力を意識したうまくいくのようなネット記事もありますが、脱力を意識してうまくいくこともあればいかないこともあります。今回は脱力について整理してみました。



目次
1.私が考える脱力について
2.私の実体験のもと 力を抜いたことで上手くいかない原因は?
3.力を抜く時の考え方
4.まとめ


 ​1.私が考える脱力について


​脱力とは、重力に対して対抗していない状態が脱力かと考えます。例えば、拳をギューっと握ると腕は地面に対して上がっていきますが、強く握った拳の握力を少しずつ力を抜いていくと拳は段々と落ちていきます。力(硬直)が入れば力み、力(硬直)が抜ければ脱力。人間の身体は力が入らないと動作を作ることができないので一概にも力みが入ったらいけないという訳ではありまへん。一言で表すことは難しいのが脱力です…。


 2.私の実体験のもと 力を抜いたことで上手くいかない事象とその原因は?


​私は、脱力という言葉の元私なりに力を抜きながらプレーした時に上手くいくこともあればうまくいかないこともありました。

うまくいかない事象と原因は

事象と原因①
「力を抜くと姿勢が崩れ走りにくくなる」


という事象が起きました。あくまでも私の場合は…ということですが力を抜こうと考えたとき肩が内巻きになり猫背姿勢になりました。猫背姿勢から脚を動くすことが難しく動けない状況からパフォーマンスが上がらないことがありました。


事象と原因②
「グリップを緩く握り過ぎて逆にプレッシャーを感じてしまう」


握力を緩めることで前腕や上腕の力みが抜け肘関節や肩関節周りに筋肉の硬直が抜けスムーズにスイングできます。しかしながら緩く握り過ぎたあまりにラケットが抜けてしまいそうになり逆に力みを感じてしまうことがありました。


事象と原因③
「試合に対する集中力が落ちポイントを取りにいく意欲すらなくなる」


試合は対人スポーツです。勝つことや負けることに関しても相手の方がいてこそ。ですが、力を抜く意識から相手のミスをしている場所、位置に気付けずに勝てる試合も負けてしまうこともありました。また、力みを感じている時に比べ打球感触が良くフィーリングの良さから勝つ意欲が低下することもありました。


 3.力を抜く時の考え方


​力を抜く時の考え方を以下の3つ整理してみました。


①「動かされている方(連動されている方)に意識を向けていくこと」
私が考えるに意識を向けて動かしにいった腕や脚は力みを感じます。ですが、腕や脚も2本あり右脚を一歩前に出せば反対サイドの左脚は意識していなくても連動されて動きます。連動されて動いている脚は無意識に動かれており、動かされている脚や腕には力みを感じにくいと考えております。


②「掌はグーとパーの中間でラケットを握ること」
掌をグーにしたりパーにしたりすると肘から手首までの前腕部の筋肉は硬直します。前腕部の力みが入る肘関節は可動し辛く腕の曲げ伸ばし動作がスムーズにいかなくなります。掌をぐーっと握ってからパーに開きそこから徐々に力を抜くとグーとパーの中間あたりで手が軽く閉じられます。この状態でラケットを握ることで前腕部の筋肉は硬直し辛くスムーズにスイングすることにつながります。


③「姿勢(態勢)を崩さないよう鼻先を上げること」
力を抜こうする時、呼吸をふーっと吐くようなリアクションが出るかと思います。この際、目線や頭が肩の前方へ傾いてくると首や肩に負担がかかります。前方へ傾きを抑えていくためにも呼吸を吐いた時に鼻先は上向きにキープしておきます。そうすることにより頭が前方へ傾きすぎず姿勢を保ったまま肩の力みが抜けていきます。


 4.まとめ


    



「脱力する、脱力して打ちましょう」は言い換えるとあらゆることをコントロールしていきましょう。ということ同じことかと考えます。筋肉は硬直させることもあれば緩ませることも大事で力を出したり入れたりするコントロールの1つかと考えます。私自身、まだまだ掘り下げて考えていきたいと思います。



以上です。

それでは🎾



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