こんにちは、がんチャレンジャーの花木です。

今ちょっと、「挫折への向き合い方」に関する原稿を書いているのですが、その一部をご紹介させてください。


よくある、その人のものの捉え方を探る例として、コップに水が半分残っている話があるかと思います。

コップの水が「半分しかない」と考えるか、「まだ半分もある」と考えるかというあれです。

少なくない方が、「半分しかない」と足りないもののほうにフォーカスする中、「まだ半分もある」と今あるものにフォーカスする捉え方を推奨されるわけですね。

でもどうでしょう。誰しも、できることならポジティブな捉え方をしたいのではないでしょうか。そして、それをしたくてもできないから、もしくは、トライしてみてもうまくいかないから、苦しんでいるのではないでしょうか。

人のものの見方なんてものは、ちょっと意識したくらいで変えられるものではないと思います。

ですから、私としては、どうしても「半分しかない」と捉えてしまうのなら、まずはコップいっぱいに水を注ごうと全力で努力してみてはどうかと思います。

そして、もしコップに水が溜まっていけば自身のニーズが満たされていくと思いますし、もしどんなに頑張ってもうまく溜まっていかなかったとき、初めて「こんなに頑張っても水をいっぱいにすることはできなかった。でも、よく見れば半分も残っているじゃないか。これで充分かもしれない」と思えるのではないかと思うのです。

ただ捉え方を変えようとするのではなく、まずはやるだけやってみて、改めて見てみることで、納得感を持って自然とものの見方も変わってくるのではないかなと思います。

(了)