【2018年8月2日執筆】

こんにちは、花木裕介です。

昨日、放射線治療の最終検査の結果を聞きに、病院へ行ってきました。

妻の付き添いのもと、かなり時間に余裕を持って受付を済ませたのですが、こんなときに限って患者さんが殺到しており、まさかの1時間待ち…。

変な想像を膨らませないように、できるだけ「無」の境地で、待ち続けました。

そして、ついに呼び出し機が鳴り、いつもの14番の診察室をノックしました。

無言でパソコンの画面をずっと見つめている主治医。

緊張感が走る中、投げかけられた「最近、体調どうですか?」という質問。

「はい、おかげさまでだいぶ良くなってきていると思います」と僕。

えっ、ということは……。

「検査結果、大丈夫そうですね。(万一治療が続いた場合のため残していた)胃ろう、今日外しちゃいましょう」 

というわけで、5ヶ月お付き合いした胃ろうも外れ、ついに治療が完了となりました!!


放射線治療終了から3ヶ月間、「大丈夫だ」と自分に言い聞かせながらも、体にちょっとでも違和感があったりする度に、「もしかしてまだ病巣が残っているんじゃ…」と、実は気が気ではありませんでした。

もちろん今後5年間も、定期的に経過観察(次回は10月)をして、再発やら転移やらがないかチェックしていくこととなりますが、とにかく一旦はがん治療が終わり、次の一歩を踏み出すことができそうです。

8ヶ月の長きに渡って、応援をしていただき、本当にありがとうございました。家族ともども感謝申し上げます。

これでいよいよ社会復帰も近づいてきました。副作用もかなり収まってきましたし、体力のさらなる回復など、残りの期間を可能な範囲で充実させたいと思います。

最近は、次男が僕の胃ろうを真似して、「お父さんのお腹」と言って、ペットボトルの蓋を自分のお腹にくっつけたり、長男とのレゴ遊びで人形使って「このお父さん人形は会社に行かないから、ずっと家にいて大丈夫」と会話してたりと、すっかり「病気休職」のイメージがついてしまったので、それらも払拭しなければなりませんしね笑。

また今後も、自分の伝えられる範囲で、経験してきたことを本ブログにてご紹介していければと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりますが、療養中に自宅で書き、ほそぼそとメールで売り込みをしていた書籍原稿のほうも、ようやく出版の目処が立ちそうです。

また実現の折には、改めてご報告をさせてください。

それでは皆さま、引き続き、暑さにはくれぐれもご注意の上、ご自愛くださいませ。

本当に、ありがとうございました!!

▼お世話になった病院をバックに。


▼上が昨日抜いた胃ろうの後。穴は数時間で塞がりましたが、今はヘソが2つあるみたいな状態です。

▼2月に日光で引いたおみくじ。「長引くが癒える」の言葉をお守り代わりにしていました。


(ダイジェスト完)