【2018年5月4日執筆】

こんにちは、がんチャレンジャーの花木です。

治療終了から1週間以上経過しましたが、副作用はなかなか抜けてはくれず、依然家族とは別行動をすることが多いです。

昨日は久々にショッピングセンターに一緒に出かけたものの、便秘解消のための下剤が効きすぎて、ドライブ中「あわや」のシーンがあったり、子どもたちと同じように歩いているだけなのに、以前と疲れ方が全然違い、帰りの車中はバックシートでグッタリしたりしておりました。

このままで社会復帰できるのかと思われそうですが、その鍵は「食事」が握っていることが分かってきました。


昨日体重計に乗ったら、61.8kgしかありませんでした。身長は一応180cmあるので、明らかに痩せすぎです。

普段が65〜68kgなので、最大約6kg強の減少状態です(プロボクサーだったらかなり理想的な減量かもしれませんが苦笑)。

まあ、抗がん剤治療、放射線治療と約4ヶ月間、その間はほとんど体重を落とさずにやってこられたので、自分としては頑張って食べてきた(生きてきた)と思っているのですが、治療終了前くらいから明らかに体重は減ってきて、今に至っています。

特に味覚がなくなり、喉の痛みが痛み止めでも処理できなくなったあたりからの落ち幅がすごいですね。

痛み止めの名は、「オキシコドン」※と言い、医療用とはいえ一応麻薬の一種です。

※オキシコドン(英: oxycodone)とは、オピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるアルカロイドのテバインから合成される半合成麻薬。商品名オキシコンチンなどがある。1996年のWHO方式がん疼痛治療法においては、3段階中の3段階目で用いられる強オピオイドである。
【出典:Wikipedia】

この医療用麻薬を、1日2回飲んでいて、痛みが増すごとにその量を増やしていました。

最後の方は限界量を摂取しても痛みが引かず、ブログでそんな思いを吐露したこともありましたね。

なぜ限界量が決められていたかというと、これも結構な副作用があるから。

吐き気、便秘、眠気などなど。特に「吐き気」は僕を一番悩ませてくれました。

口から入れたものだけじゃなく、胃瘻から入れた栄養剤すら、容赦なく逆流してきて、胃の中がスッカラカンになってしまうのです。

喉の痛みが最大の敵ですから、痛み止めは減らせない。かと言って、週に何度も吐いていては、胃から入れるのすら恐怖になってきて、いつの間にかちょっと胃がムカムカしたり、気が乗らないときは、食事をパスしたり、量を大幅に減らしたりしていました。(これが治療の最終盤の話です)

幸い、便秘があったり、ほとんど一日病室にいてカロリー消費していなかったりということもあり、そこまで急激には体重も落ちなかったのだと思います。一方で、そんな入院生活を送っていたので、体力が思うように戻ってきません(本来ならショッピングセンターごときで疲れる僕ではありません笑)。


そんなこんなあり、今日からついに、痛み止めの服用をやめることにしました。

昨日までは、喉の痛みの緩和にあわせて、徐々に量を減らしながらも服用していたのですが、確実に喉の痛みは収まってきていますし、何よりもこれ以上食べたものを吐くわけにはいかない。便秘やそのための下剤服用ももう懲り懲り。

ということで、痛み止めなく痛み(全盛期に比べれば3分の1くらいになっていますよ)に少々耐える生活を始めています。

やっぱり吐き気はなくなり、食べたものを戻す心配はなくなりそうです。

味覚はまだまだ戻ってきていないので食欲はあまりありませんが、リハビリのつもりでこれからは頑張って食べようという気持ちも出てきました。

予定では6月から職場復帰して正常運転を考えていますので、焦らず、慌てず、でも一歩一歩あの頃の元気だった自分を取り戻したいと思っています。

やはり、食事って大切ですね。では、リハビリ、頑張ります!

(続く)