【2017年12月26日執筆】

こんにちは、花木裕介です。

昨日の抗がん剤治療は無事終わりました!

先週の実績から推測すると、投与翌日(今日)は比較的副作用が出にくいものの、翌々日(明日)からはガクッと一気に攻撃を受けてしまうと思われるので、できるだけ今日のうちにやれることをやっておきたいと思っています。

※以下は昨日の領収書。前回(10万円オーバー)ほどではないものの、自己負担3割分とは思えない高額医療……。



さて、今日は、今さらかもしれませんが、なぜ僕が実名でガンを公表したか(しかも、治療開始前に)について少しお話をしたいと思います。


僕はもともとライターという職業柄もあり、文章を書くことが好きでした。

その後も職種は変わりながらも、本業の傍ら、書くことはずっと続けており、メルマガやらフェイスブック、書籍などを実名で発行してきました。

もちろん、実名を公表するからには、それなりの責任やリスクが伴います。

正しい情報を、より真摯に誠実に、かつ、人を傷つけることなく書くように努めてきました。

そして、書いた内容が、いつか誰かの役に立てば……という想いが僕のモチベーションでした。


ガン宣告は、2冊目の出版が実現した4ヶ月後でした。

もちろん、宣告を受け、さらに確定診断を受けるまでは、公表どころではありませんでした。

しかし、ステージ4ながら致命傷には至っておらず、治療次第では十分に回復の見込みがあると医師から告げられたとき、僕は意を決しました。

公表しよう、と。
(お前は芸能人か?といったツッコミ、お待ちしています笑)

死ぬほど辛い思いをして家族でガンという現実を受け入れてきたわけだから、それを思えば周囲に知られることくらい何も怖くないし、むしろ、多くの人にこの現実や僕や妻、周囲の抱いている思い、これから起こる出来事などについても知ってもらいたいと思いました。

もしかしたら、これからガンになる人やその家族、実際これから治療を受ける人たちの役に立つかもしれない。

今、健康な人にとっても、健康の有り難みや一日一日を大切にするきっかけになるかもしれない。

「普通」や「平凡」をこよなく愛する妻も、今回ばかりは、僕のモチベーションになるならと、公表について心から(?)賛同してくれました。

こうして、僕は今、発信をすることができています。

僕は恵まれていると思います。世の中には同じような境遇にあっても、さまざまな事情により人に伝えられなかったり、自分たちだけで抱えてしまったりする人がたくさんいます。

そう思えば、皆さんからこうして応援してもらえている自分たちは本当に恵まれています。

だからこそ、発信する環境が整っている僕は、これからも自分たちの体験をできるだけ包み隠さず公表し、誰かの何かの役に立ちたいと思うのです。

もし、皆さんの周りの方々で、こんな僕たちの体験が役に立つのなら、どうぞこのブログを有効活用いただけたらうれしいです。

そして、皆さんに読んでいただいているという事実こそが、明日の治療に向かう何よりのモチベーションです。

いつも応援ありがとうございます。

これからも、治療が終わるまで、このブログも最後まで書き続けたいと思います。

(続く)