こんにちは、花木裕介です。
最近、布団の中(滞在時間が一番長い)で考えていることをちょっと書かせてください。
僕は数年前から、人に「いや、それはお前にはちょっと無理だろう…」と思われることにあえて挑戦してきました。
東日本大震災の復興応援活動や、それにまつわる本の出版、チャリティTシャツの制作・販売、フルマラソン完走など、始める前は、かつてすぐに物事を諦めてしまっていた自分を思い出しては、「まあ、ダメ元で」くらいの気持ちでした。
でも、思いのほか、諦めずに最後までやりきることができました。
才能がない自分にできること。それは、「諦めないこと」と「やり続けること」。逆にこの2つを徹底的に実践していけば、曲がりなりにも道は切り開けてきました。
そして、今、抗がん剤治療を始めてみて改めて思うのです。
やはり奇跡は、当たり前のことをコツコツとやり続けることによってのみ起こるに違いないと。
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今の僕が毎日やっていること。
・ご飯をできるだけ毎食食べる
・妻や親族らに選んでもらった栄養補助剤を欠かさず飲む
・みかんを食べる
・病院から出された薬を飲む
・乾燥しやすい肌を中心に保湿する(来たるべき次の副作用、肌荒れに備える)
・食塩水でうがいをする(来たるべき次の副作用、口内炎に備える)
・歯をしっかりと磨く(来たるべき副作用、虫歯に備える)
・疲れたら眠り、免疫力を上げる
・できるだけ笑う(これが最も難しい。元気なときでも僕は笑うのが苦手なのだ)
・入浴などで体を温める
・体温を測り、治療手帳に書き留める
・ネガティブなことや過去の出来事を振り返るのではなく、できるだけポジティブなことや未来に思いを馳せる
・周囲のサポートや応援に感謝の気持ちを持つ
・「一度始めた治療は、最後までやりきる」という気持ちを持ち続ける
・酒は飲まない(過去の断酒経験が活きています!)
などなど
このように、免疫力をできるだけ高め治療を継続できるよう、地味なルーティーンを体調の波はありつつもできるだけサボらずに行う。
正直、副作用の威力は思った以上に大きく、まだ一週目だというのに、僕の気持ちは早くも萎えてしまいそうになっています(というよりも、吐き気や気持ち悪さから頭がボーッとして、思考能力すらも働かなくなる)。
だからこそ、当たり前のことを続けることに集中する。
とにかくその日、その瞬間できることを、できる範囲で精いっぱいやる。
結局はその積み重ねでしか、奇跡や勝利はつかめないのでは、と過去の経験から実感しています。(本当はもっと楽しみながら治療したかったのですが、見通しが甘かった……)
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あと4ヶ月。先は長いですが、「38歳でステージ4のガンを罹患し、それでもなお、転移や再発のしにくい体とともに生還する」というこれまで以上にハードなチャレンジをやりきりたい。
そして、その暁には、皆様に、さらに暑苦しくなった僕をお見せしたいと思います(笑)
それでは、少し早いですが、メリー、クリスマス!