無添加のうどんだし
今回は、花川製麺所で作っている「無添加うどんだし」の紹介です
古くから昆布やかつお節を使った料理の文化が栄えた関西では、
各うどん店では、うどんだしに力を注いできたんですね。
花川製麺所で作っているうどんだしは、基本的に持ち帰りうどん用に
パッケージしてあるんですが、
そんな昔ながらのうどん店の味をそのままパッケージした感じになっています。
見た目はこんな感じです。
使っているのは天然羅臼昆布と4種類の削り節。
羅臼昆布は、真昆布、利尻昆布と並んで三大昆布のひとつと
呼ばれています。
おだしが少し黄色っぽくなるので、上品な日本料理屋さんなんかでは
敬遠されるんですが、非常に濃いコクのあるだしが取れます。
花川製麺所のおだしは一般的なうどん屋さんのだしに比べて
ちょっと色が濃いんですが、羅臼昆布を使ってるからなんですね。
で、その羅臼昆布を、お湯を沸騰させないように低温でじっくり
煮出します。
高温で一気に炊いてしまうと雑味や粘りが出てしまうので、
ここは注意です。
そのうち昆布が浮いてくるので、それを取り除いてから、
今度は削り節を入れていきます。
削り節にもいろいろありますが、うちで使っているのは
さば節・むろあじ節・宗田節・うるめ節の4種類。
かつお節は使ってないの?と思われる方もいるかもしれませんが、
関東と違い、関西ではかつお節よりも、さば節や宗田節なんかの方が
一般的だったみたいです。
おそらく値段が高かったこともあると思いますが、
かつお節は香りはすごくいいんですが、うどんと一緒に食べるには
ちょっと上品すぎるのかなと思います。
そしてこの削り節も沸騰させないように注意しながら
じっくりと煮出します。
そうして出来た白だし(味付け前のだし)に、
龍野さんの生しょうゆと、砂糖、みりんを加えて出来たのが花川のうどんだしです。
うま味調味料や保存料はいっさい使っていません。
こうやってきちんと取ったうどんだしは何が違うって、
香りが違います
昔から続いているうどん屋さんなんかに入ると、
おだしのいい香りがしますよね。
花川のうどんだしなら、それがおうちでも味わえます。
家で手鍋に入れて火をかけたときの
部屋いっぱいに広がるだしの香り。
うま味調味料や添加物に慣れてしまった今時の(?)
子供たちに、ぜひ食べてもらいたいな~と思いながら、
作っています。
もちろんうちの子供たちもしっかり食べてますよ
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ふんわり、つるりとした食感が自慢の「ヨシノばあちゃんの中細うどん」。
国産和牛の牛すじを使った「牛すじうどん」のほか、きつねうどん、かすうどん等、
懐かしい関西の味はコチラから!
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※遠くからわざわざ車で買いに来られる方も多い、
花川製麺所の名物うどんです。