8日、9日の巡回で、
2月3日に、“クマタカ”を撮影したフィールドに、その日以来立ち寄ってみました。
成鳥には出逢えませんでしたが、幼鳥は、その時と同じ山の斜面に止まっていました。
ゴチャゴチャした茂みの中に、白い点を見付けて、
それにシャッターを切って、モニターで拡大したら、“クマタカ”でした…
前回も居たし、「ここら辺に居るはずだ・・・」と、注意しながら探したので、
見逃さずに、居場所を突き止めることが出来ました。
何とか近付きたくて、斜面を登ろうとすると、
茂みの陰になってしまって、返って見えづらくなってしまいます…
そうして、私がウロチョロしているうちに、
「ピィー、ピィー・・・」と鳴き声が聞こえて来て、
さっき斜面に居た“クマタカ”が、飛んでいました!!
斜面伝いに、
真っ直ぐ横に移動するように、
そのまま、100mくらい飛んだだけで、また斜面の木に止まりました。
(最初より、少し手前に出て来ました。)
まだ胸が真っ白の、昨年生れのフレッシュな幼鳥だと思われます!?
自分では狩りが出来ないので、ここで、ずっと親の姿を探しています。
(したがって、行動範囲が狭くて、同じ山の斜面ら離れようとしません。)
私は、次に動くのを待っていたのですが、
奥の方へ飛んでしまって、この日の撮影を切り上げました…
そして、翌日(9日)も見に行ってみると、
やっぱり、居ました!!
同じ斜面の、前日より低い位置に止まっていました。
このまま待っていたら、「親が飛んで来るかな・・・」と粘ってみたのですが、
その様子はなく、幼鳥自体も全く動かなくて、
この日は止まりのシーンを撮っただけで、諦めて、私はこの場を離れることにしました。
他でも、何時も同じところに留まっている幼鳥を撮ったことがありますが、
次のシーズンには自立して、親元を離れて何処かに居なくなっています…
(“クマタカ”は幼鳥が親離れしないと、次の子育てには入りません。)