桃山時代の美と風雅を表すかのような絵志野向付です。
荒々しい雪原を思わせる景色に包まれ、長石釉の下から浮かび上がる力強い筆致の鉄絵が、降り続く雪の中に現れる幻想的な風景を彷彿とさせます。
見込みには粉雪が降り積もったような表情が広がり、温かみのある白い釉薬に包まれた多彩な景色の変化が、所々に現れている緋色やピンホールとともに見る者の目を楽しませてくれます。
器に映し出された景色の変化は、まるで自然そのものが織りなす美しい瞬間を閉じ込めたかのようです。
小服茶碗として、お茶も楽しむことも出来る愛らしい大きさの絵志野の器です。
片手に納まる大きさですので、豪快にお酒を楽しむことも可能です。
多様な用途に使用できる一方で、鑑賞陶器としても十分な見応えがあります。
この器を手に取れば、幽玄な世界に浸り、特別なひとときを堪能することができるでしょう。
花地蔵のサイトとfufufufuのサイトに掲載中ですので詳細をご覧ください。
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