織部脚付四方鉢 | 古美術花地蔵日記 / アート・骨董品

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福嶋武久

 

桃山時代の鳴海織部脚付四方鉢です。
美濃の白土と、鉄分を含んだ赤土の二種類の土を繋ぎ合わせ、左右に二分割した、いわゆる鳴海織部(なるみおりべ)と言われるものです。白土の上には、緑釉が掛けられています。赤土の部分には、白泥と鉄絵で文様が描かれ、透明釉が掛けられています。
織部焼きならではの、大胆な装飾に心惹かれます。
斬新奇抜な文様は、20世紀に流行する抽象意匠のようであり、現代美術の先取りとも評されるでしょう。
風流で大らかな造形の中に、それまでのやきものの枠を打ち破った桃山茶陶の精神性と、美意識が感じられます。
迫ってくるような豪快な力強さを持つ器であり、その存在感と迫力には圧倒されます。


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