衝撃体験 | 大したことも起きない日常 ver2

大したことも起きない日常 ver2

門前仲町の音楽家・塙一郎のまあまあ満足な日々の記録

そんな事よりも聞いてくれよ(そんな事、って何だ? 笑)。

とても印象的な出来事について。

仙台で、江口さんと一緒にトシちゃんのレコードを聴いたのです。

そう、「レコード」を!!

40年前の録音です。

 

 

で、コレがまた、めっちゃくちゃ良くて!!

本当に本当に驚きました。

 

もちろん、仮にも15年もバンドメンバーをやっておりますので、トシちゃんの昔の音源は今までにも散々聴いています。

セットリストに含まれている曲は毎回全部mp3などのオーディオデータで受け取っています。

CDももちろん、結構持ってます。

僕は音に関して割と細かくチェックする方なので、時代ごとの伴奏楽器の使い方や全体のサウンドの流行、トシちゃんの声や歌い方の変遷など、それなりによく把握しているつもりでいました。

・・・が!

 

アナログのレコードでは聴いた事がなかったのです。

正確には、当時誰かがレコードでかけてそれを聴いた事くらいはあったはず(あの頃は何しろ四六時中トシちゃんの歌声は街で流れていた)ですが、ちゃんと「聴くぞ!」という感じでレコードを聴いた事がなかったのです。

プレイヤーから流れて来た「グッドラックLOVE」そして「君に薔薇薔薇・・・という感じ」に、僕は江口さんと顔を見合わせました。

「レコードで聴くと、すっごい良いですね、なんていうか全然別モノに聴こえますね・・・」

「いやあ、ほんとだよね・・・」

 

アナログレコードとデジタルデバイスの音の違い、みたいな話は今までにも散々言われて来てるし、僕もその違いについては分かり切っている気でいました。

でも今回ほどそれを強烈に感じた事はありませんでした。

当たり前の話ですが、この当時のレコーディングはアナログレコードで再生される事を目的に全ての作業がされています。

そのひとつひとつの仕事ぶりが音となって聴こえてきます。

そしてレコードの溝には、なんとも言えない「空気」のようなものが刻み付けられているかの如く、です。

聴いていて、胸がきゅうぅぅうん! となってしまいました。

本当に久しく感じた事のなかった感覚です。

このビニールの盤の中にはあまりにもたくさんの物が詰まっている。

 

 

仙台GIGSという会場はちょっと面白くて、二階にアイディア満載のホスピタリティスペースがあります。

去年も今年も宮城県のコロナ陽性者数が増えている時期に当たってしまったので、その真価が発揮されている様子を見る事は出来なかったのですが、スタッフの皆さんが知恵を絞って楽しい空間を作ろうとしているのはよく分かります。

 

 

 

 

 

 

楽屋からこれらのスペースに繋がる通路のところにレコードプレイヤーが置かれていて、僕たちのためにトシちゃんのアルバムをかけてくれていたのです。

 

 

 

普通なら、トシちゃんの曲を演奏するために来ている一行のためにトシちゃんの曲を流しっぱなしにする、なんていう会場はあまりない(お客さんのためならまだしも!)と思うのですが、ここでのポイントは何と言っても「アナログレコードで!」という事です。

 

とても貴重な体験をさせて頂きました。

僕もレコードプレイヤーは持ってはいますが、何かと面倒なので長らく使っておらず、友人に貸しっぱなしになっています。

久しぶりに昔のいろんな作品を聴いてみたくなりました。

 

この赤いジャケットのレコードを、当時たくさんの人がどんな気持ちで封を開けてターンテーブルに乗せて針を降ろしたのか、目に浮かぶようです。

 

 

・・・さあ、そろそろ仕事だ!

気持ちを現在に切り替えて、ステージへと戻りました。

 

 

 

 

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僕がリーダーを務める新バンド「ハレノヒ楽団」のYoutube動画、やっと2本目へと進みました。よろしかったらぜひ「いいね!」「チャンネル登録」をお願い致します。
今後はもっとペースアップして色々やってみます。

 

 

そして、第二回ライブの開催が決定!
11月18日(金)です。

よろしかったら、ぜひ。

 

ハレノヒ楽団・セカンドライブ

「ハレ舞台~Vol.2」 新垣優・Asami・木村恵・ボビー大久保・塙一郎
11月18日(金)中目黒 楽屋
詳細は近日決定

ハレノヒ楽団リンクharegaku.com