先日、つわりについてもっと多くの人に知ってもらいたい、という思いから


このブログで自分の妊娠を皆さんにお知らせしました。


それからたくさんの方に、おめでとうのメールやお声かけをいただきました。


本当にありがとうございました。



その矢先のことで、皆さんにはとても申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、


今回は、残念なお知らせをしなければならなくなってしまいました。



私のお腹の中の小さなな命は、12週を迎える少し前に心臓の動きを止めてしまいました。


11週の後半に検診に行ったところ、すでに心臓は動いておらず


成長は9週の終りで止まっていました。


2週間もの間、赤ちゃんが死んでいることに気がつかずに過ごしていたかと思うと、


流産それ自体よりも、自分自信が情けなくて、やりきれない気持ちになりました。



また、暖かいお声かけをいただいた皆さんには、必要のないご心配をおかけすることになり


逆にご迷惑をおかけすることになったこと、申し訳なく思っています。


皆さん、ごめんなさいね。



ですが今回の経験から、私も家族も改めて、


命の尊さ、人の痛みについて学ぶ恵みをいただきました。


新しい命が生まれるということは、本当に奇跡なのだということ。


決して簡単に語られるべきものではないこと。


そして、知っていても気がつかずにた人たちの涙を、ほんの少し知ることができました。



こどもを得たいと願いながら、得ることができない多くの人たちの心の苦しみを思うと同時に、


私には既に子供を得る機会を与えられたことに、心からの感謝をせざるを得ません。


与えられた命を守る責任を、また改めて思い知りました。



そして、その恵みをいただいた者として、


自分にできる何かほんの少しでも、社会に返していかなければとの思いを強くしました。




皆さん、この報告を読んでご心配されると思いますが、私は今、悲しいという気持ちはありません。


自分自身に対する不甲斐なさはありますが、悲しいというのではないのです。


涙は出るのですが、それは感傷的な涙ではないのです。


不思議ですね。得るものの方が大きかったからでしょうか。



ですから私はまったく感傷的な気持ちになったり、落ち込んだりはしていませんので


どうぞご心配なく。



来週からはまた普通にクラスを開講していますので、笑顔をお会いしましょう。


(ベビーサインクラスの皆さまには、今週の休講でご迷惑をおかけいたします)




ハナハウス

高橋



*今回の流産では、ネットに挙げられたたくさんの体験談に、大変多くを助けられました。

ですから、私も今回の件について、次の記事で少し詳しく書こうと思います。

また、どこかでどなたかの役に立てばと思います。