今日、書斎を整理していたら、「マイブック 2000」 というものを発見。


ページを開くと、そこには10年前の私の手で書かれた、さまざまな思いが記されていました。


仕事のこと、恋のこと、将来の夢について。



もう思い出せないこと、懐かしくて一人で笑ってしまうようなこと、


きらきら輝いて、まるで宝箱を発見したようでした。



私は小さな頃から日記を書くのが習慣でしたが、


SNSやブログを使用する中で、日記を書くことがなくなっていました。


社会人になってからはパソコンで日記をつけていましたが、パソコンの故障とともに消えてしまいました。




ブログは、読者のために、受け手に知ってもらいたいことだけを、自分の心の映らない文字で書きます。


でも、日記は、自分のために、本当の気持ちを、自分の手で、書きます。


それはまったく異なるものです。




そういえば、どんな時でも、日記を書けば気持ちが落ち着いていたことを思い出しました。



例えば仕事の悩みは、主人に聞いてもらえます。


例えば、子供の悩みは、母に聞いてもらえます。



でも、もっとプライベートな、自分自身に関係する悩みや、不安や、困難や、


そういうものは人には言えません。


人は、大人になればなるほど、内に秘めてしまう生き物なのでしょう。




もしかしたら、そういうすべてを聞いてくれる存在こそ、日記帳なのかも知れません。


日記帳になら、きっとなんでも話せる。



「そうだ、日記を書こう」



そう思ったら、突然気持ちが楽になりました。