<どんな親でもこどもを愛していないものはいない> 


こうした、親からこどもへ注がれる愛情は、しばしば素晴らしいものとして取り上げられます。


しかし、私たちがつい見過ごしてしまう、それよりもっと強い愛が存在します。



それは、こどもから親への愛です。

おそらくそれは、親からこどもへの愛よりもずっと強く、それを与えらる私たちこそ幸せなのだ、

ということを、私たちは忙しさの中でつい、忘れそうになります。


とくに働くお母さんは、そのあまりにも忙しい毎日の中で、

ゆっくりと育児について、考える時間を失いつつあります。


7月より始まる「働くママ&パパのための『英語で遊ぼう!』」では、

短い時間ですが、こうしたこと考える時間をもうけたいと思っています。



"Instead, it is really the child who loves, who wants to feel an adult hear him, and who delights in attracting attention to himself: "Look at me! Stay with me!"

In the evening he goes to bed, a child calls the person he loves and does not like to see him go. And when we go to dineer a child who is still being nursed would like to come along, not eat but simply to be near so that he can watch us. Adults fail to appreciate this deep love of the child. But we should remember that the little child who loves us now so much will grow up and disappear."

("The Secrest of Childhood" Maria Montessori)



「その代り、大人を心から愛し、大人をすぐそばに感じていたいと願っているのはこどもなのである。


「僕を見て!私と一緒にいて!」と大人の注意を自分に向けようと躍起になります。


夕方ベッドにいくと、愛する人の名前を呼び、その人が行ってしまうのを見るのを嫌がります。


そして私たちがディナーに行こうとすると、寝かしつけ最中のこどもは一緒に行きたがります。


夕食を食べたいのではなく、単純に私たちの見えるところにいたいのです。


大人たちは、この深い愛に感謝することをつい忘れてしまいます。


しかし、この幼いこどもたちはすぐに成長し、私たちのそばからいなくなってしまう。


そのことを、私たち大人は覚えていなければなりません。」


(*↑私の素人訳で失礼します)



"Who will then love us as this child loves us now?

Who will call us when he goes to bed, saying affectionately :"Stay with me!"......(一部略)

Who will wish so earnestly to stand near us while we eat, only to watch us?


We defend ourselves against this love, and we shall never find another like it!

And we say restlessly: "I don's have time! I can't. I 'm busy!" while deep down we are thinking:

"You must correct or you will end up being their slaves."


「では、今このこどもがあなたを愛するほど、あなたを愛してくれる人はいますか?


こどもの他に誰が、眠るとき「一緒にいて!」と愛情たっぷりに言ってくれますか?


食事の最中に、あなたを見つめていたいという理由で、あなたのそばにいたいと願う人は他にいますか?


私たちは、この愛から自分たちを守ろうとし、そしてこれほどの愛をその後二度と出会うことはないのです。



私たちはイライラしながら言います。


 「時間がない!もう無理!忙しい!」


そして「こどもたちの奴隷になるまえに、こどもを矯正しなければ!」と考えるのです。」



(↑胸が痛みます by 高橋)