さきほどhippo主催の「人間はどのようにことばを獲得するのか」のセミナーレポートを書きましたが、
「hippoって何?」という方のために、簡単な説明と私の感想を。。。
「hippoは7カ国語(スペイン語、韓国語、英語、日本語、ドイツ語、中国語、フランス語)をベースに
複数の言語を同時に、自然習得するこを目指して活動している団体』です。
多言語の自然習得、という意味でも、
多言語をどれだけ家庭の中に取り込んでいけるか、という意味でも
ハナハウスは同じ哲学を持っていて、とても興味深い取り組みだなと思っています。
なのですが・・・
皆さん日本人同士なのになぜか皆さん「オラ!」と挨拶をし、
帰り際には「サイツェン!」と手を振りあう姿は、ちょっと「?」でした。
多言語を単純に楽しむということは何も否定されるものではないですし、
fluency(流暢にしゃべること)を保つには、日々使うことが大切です。
ですが、やっぱり言葉は人間の核をなすアイディンティティー。
日本人同士が挨拶をするなら、「こんにちは」「さようなら」でいいのじゃないかしら。
外国語は、その言葉を使う国の人と会う時にコミュニケーションをとる手段ですものね・・。
「サイツェン」と言われ、「私日本人なんですけど・・」と思ってしまった私の方が
ひねくれ者かもしれませんが。
またhippoの哲学は「英語だけから多言語へ!」と書かれてあるのですが、
日本はまだ「英語だけ」などと言える段階ではなく、
まずは「英語が第二言語」と堂々と言える国民になりたいものです。
でも、基本的にhippoの活動内容はとても面白いので、皆さんウェブなど覗いてみられても良いと思います。