迷っている方に向けて参考になったら。

 

子供二人の中学受験を経験したらからこそ、俯瞰して見えてくることがあります。

 我が家は、半数が中学受験する学区。二人とも自ら志願して参加しました。

上の子は、小学校の勉強が退屈派。ノー勉強でも満点です。

下の子は、学校お勉強がちょうど良く理解できたタイプです。


もう一度受験するかと言ったら ノー です。

 

理由は、中学受験ってフェアじゃないから、

デメリットも大きい場合も。


デメリットが大きかった場合、そのデメリット経験をするために、そのお金と時間が費やされた事になります。そして、傷ついた子供の心は消せません。


親の時間もかなり取られます💦。

高校受験なら、親はそこまで介入できません。

本人の意思で皆さんやっています。


旅行をして知識見聞を広げたり、地域の活動や将棋、ダンスクラブに参加して異年齢と触れ合う経験を積んだり、

受験しなかったら出来た経験の方が、長い目でみて大切だったりする。長い目って、おそらく、大学選択の機会や就職する時、それ以降に、その効果って出てくると思っています。



 中学受験に参加させるって事を、運動のオリンピックに例えますと、

 

「み~んなが一つの種目のオリンピックを目指します。その為に筋トレは人生投げうつ覚悟で激しくやります。どの体格、体力の子も、同じ筋トレメニューです。進度も一緒です。自主トレもだいたい同じ量やります。

幅跳びが好き、砲丸投げがやりたい、長距離が得意だからとかの言い訳は通じません。背が高い、低い、痩せ、ガッチリ体型も関係なし。

砲丸投げ選手も、箱根駅伝目指す選手ばりに頑張らないと、認められません。

時々全国大会(公開模試)があります。

世界大会に出られる逸材レベルの子から、学校運動会で一番駆け足が遅いけれど砲丸投げは強い子も、みんな同じ土俵で一つの決められた大会にでて、順位を付けます。」

 

極端にいえば、そういう世界です。

砲丸投げが得意だった子は、自尊心ボロボロで、砲丸投げをしている自分を責めるかも知れません。結局、砲丸投げ事体を辞めてしまう可能性だってあります。

こういった世界にどっぷり三年間浸る(かも?)という事です。

 

そういった過酷で可笑しな環境という事を親が俯瞰できて、見守れる親だったら、きっと参加して大丈夫です♡。実りの多い経験になると思います。

 

その視点を持てない場合、「どうして我が子は出来ない」「あれができない、これもできない」と怒って言ってしまったり、ため息が出てしまったり、

「専属トレーナー(家庭教師や個別)をつけよう」ってなったります。

専属トレーナーをつけるって、沢山失敗してきた経験がある大人なら受けてもいいのですが、何にも知らない子に最初っから手とり足取りのトレーナーがついてしますと、自走できない子をわざと育てているのと一緒です。

そして、トレーナーをつけてまで入った中学はやや自力ではありませので(厳しくいうと、ドーピングだと思っています。)、入学してから更に自尊心が高められない環境が待っています。

 

スケジュール管理以外一切ノータッチする、見守る覚悟を親が決める!

親はメンタルトレーナーにだけなる!

 

そうできる自分かどうか、受験を決める前に親が受験のリアルな実態をブログなどでまずはリサーチする事って大切だと思います。