今年の初花です。
M064はH157G(W)にY089(V)をかけたものです。
M064E ケンシンE@
母方が緋紋玉の交配種で白花ですがこの花は先祖の緋紋玉の花に似ています(花径約7cm)。
この様に交配した子供に親の特徴が出ていなくてもこの子供を使って交配すれば親の特徴が出てくる場合も沢山あります。
この意味でも交配する人にとっては交配式が重要なのです(交配式など必要ないと言う方もいますが)。
H157G イサレクス@
緋紋玉の交配種です。
父方のY089A ハットレッド@
**************************
M543はH068B(P/W)にH450B(V/W)をかけたものです。
M543B オカエンタスB@
この刺を見ればソエレンシアやヘリアントケレウス系の交配種と言うのが良くわかります(花径約8cm)。
この花と強刺のフェロックスなどをかけると比較的刺落ちの少ない赤花のフェロックスを作ることが出来るでしょう。
母方のH068B エミー@
H450B アイリシー@
**************************
先日撮った写真の中にこんなものがありました。
N023A ウエイク@(5月20日の開花)
この花は同一個体から同時に咲いたものですが何が注目するところかわかりますか?
左上の花
右下の花
違いは花びらとめしべですが見ればその違いに気づくでしょう。
右下の花の拡大
メシベの先端の分部が長いのです
左上の花(21日に撮影)
右下の花(21日に撮影)
この花の花びらの先端がギザギザになっています。
花をよく見れば違いが良くわかるのですがご紹介したいのは花の事ではありません。
花の出ている所
花が球体から出ている所をよく見ると左の花は親の球体から出ていますが右側の花は親から出た子供から出ています。
左上の花
右下の花
右下の花は子供の成長点から咲いているのです。
この様に子供から花が咲くのは時々見かけることができます。
この様な花に交配をすれば普通に結実して種を採ることが出来ますがこの子供は成長点が無くなるため大きく育つことはありません。
いつも観察していれば色々な事を発見できます。
**************************
5月20日の開花です。
SRI016
アニスタD@
アリノリア@
イキエスタ@
イケレスB@
インフラー@
エクスポスA@
エクムス@
左の花の中心部が白く映っているのは直射光が当たっているためでカメラで撮るからこそこんな写真も作れます。
エシンタ@
エシンタJ@
エシンタN@
エチランタ@
エトノアM@