昼寝するようになった猫と『ハーメルン』『チャングムの誓い』を見て思い出した平塚雷鳥の言葉 | いろんなものの鎮め方

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物忘れがひどくなったので、メモ代わりに・・

月曜日




朝方知ったベニシアさんの訃報


週の初め

気持ちを整えることにした


いつになく

お籠りで・・まずは

『猫のしっぽ カエルの手』

録画したものを見る

京都の知人も登場する回・・

穏やかに歳を重ねてられるはベニシアさん

自分の良さに

気づいてられるのがわかる

・・なんて言えばいいのだろう

自信でもなく

自惚れでもない

やはり

誇りかなぁ


声を聞いて 様子を見たおかげで

気持ちがサラッとして

深呼吸


映画でも見たくなり

なんとなく選んだ

『ハーメルン』(2013年作品)を見る


(この人形とてもきれい 少しこわい感じだけど

動きも・・独特だ)



全編を通して

効果音やBGMの印象は薄い

むしろ

沈黙と静寂・風の動きが

見る者の内面に

時の流れを問いかける


話の中に引き込まれるというより

・・見ながら

日本のいたるところにある

廃校や

まだ若干でも暮らす人がいるが

遠からず・・誰もいなくなるだろう

そんな土地を思い描く


そして

いつのまにか

映画から

(幽体)離脱した自分が

自らの昔のことを思い出していた


Amazonプライムのサブタイトルの中には

"何を失ってしまったのだろう"とあるけど


わたしには全てが流れ星で

流れ星の残像のような気がする


出征兵士をラッパ演奏で送り出したことを悔む彼


廃校で昔の子どもと今の子どもをつなぐためー

ひとり座って待つ校長


銀杏の木がある限りこの地を離れないと決めていた女教師


それぞれが流れ星で

その時々にあったことをひき流しながら・・

そこにある


おそらく

誰しも

自分の残像を見ることはできない

失ったものは時間だけだ・・しみじみする


お昼ご飯

巻き寿司



(ハチワレ😼が食べなかった)

ローストビーフを使って

×レタス・高菜漬け

×ほうれん草・高菜漬け(こちらは水分が多すぎて

海苔が・・)

の2パターンを韓国海苔で巻いてみた

味はまずまず


食後

目にした新聞

なんたる偶然


「ハーメルンの笛吹き男」の伝説が史実だったと解き明かされたのは今日だと・・出ている



石井桃子さんの『みがけば光る』を読みながら

午前中みた映画と同じ空気を感じる

戦中を過ごした世代のカゲ


その時代から逃れられないものがある・・


同様に

今生きる自分にも

今なりの時代感染があるはずだ



雨が降り始め

飲み残しのミルクを見に行くと


ハチワレ😼が土を包んだシートの上に・・

寝てる!?


ミルクのお代わりを入れてやると

飲んだ後

自転車にスリスリ・・

再び

シートの上にしっかりおさまった・・


さすが 野良ニャン

土の感触が落ち着くのかなぁ

雨の日なんか居場所にしてくれるのは

いっこうにかまわない


その後はお部屋で

お仕事を少し

う〜ん 難しいなぁ

・・・

夕方 下に降りると


すっかり 熟睡したみたいで


ミルクをやる


しばらくして覗くと

久しぶりに こんどは

ふんわり😼が車の下にいた🙀


(元気そうで何より)

さっきまでハチワレ😼が寝ていたところの匂いをクンクンし

オドオドしている・・


ハチワレ😼は

縄張りの見回りにお出かけかな


晩御飯

ピーマンの肉詰め



食後

今度は『チャングムの誓い』を見ながら

まったり


女性だという理由で

排除する時代だ


そう信じて疑わない御年輩達も

正そうとする人たちも

やはりその時代のあり様の中にいるんだなぁ

と思い

(チャングムのかつての師で)

(今は宮中医のトップである)彼が

チャングムに教えを請いたい・・と話す場面で


平塚雷鳥の

「原始、女性は太陽だった」を思い出した

考えたら

平塚雷鳥もあの時代の中にあって

でも だからこそ

あのように生きたんだなぁ・・



(食いなく)では

生きられないけど


悔いなく生きるのは

良いニャア


ほんと ほんと・・・

お陰さまで

むしゃくしゃがなくなってきた