フィンランドの夏がついにやってきた。
5月半ばにしてやっと日中は16度くらいまで気温があがってきた。
失礼な表現だけど、太陽が出てくると、冬の間どこにいたの?って思うほど多くのフィンランド人が
雨の日のカタツムリみたいにぞろぞろ出てくる。それほど冬は人をあまりみない。
最近思うことは、物事って表裏だなってこと。
見方を変えると利点にも欠点にもなる。
フィンランド人は、日本でも有名な話ですが、16時には仕事を終えてプライベートを充実させている。
一方の日本は残業2-3時間は当たり前で、めちゃめちゃ激務の人が多い。
勤務時間で最大限できる仕事をこなすのが日本人。
フィンランド人はその時間最低限やらなければならない仕事をする。
日本人は1時間最大5人お客様の対応をできるならやる。
一方、フィンランドは同じ時間に2人で限界でしょう。
それは、もちろんやろうと思えばできるけど無理してがんばると疲れるのでそこまでしてやりません。
それがお客を待たせたり迷惑がかかっても関係ありません。
ただ物事は表裏。
労働者が働かない=サービスの低下や遅延なども多くなる
幸いフィンランドはお客も気にしないので大丈夫ですが。
なぜならそのお客も仕事場で同じようなかんじだからお互い様です。
それよりも、ストレスフリーで、ゆっくり頑張らずに仕事をする。そっちのほうがとっても重要なのです。
日本人は、他人のことを思いやる民族なので、それができないorしたくないので、精一杯がんばりますし、
だからこそここまで経済発展をとげたのでしょう。
もちろんここも表裏で、個々人のプライベートを犠牲にしてきたという代償もあります。
だから、結局何かを選択する時は、自分が何をプライオリティとしているかどうかになってくるのかなと。
絶対これはいやだ!なり、これが絶対やりたい!というものがあると、必然的に自分がやるべきことが絞られてくる。
うちの旦那は新入社員の3か月目の時に、「自分は将来今の会社の上司のようにはなっていたくない。(課長クラスで過労死レベルで働いていたから。)」
と言っていたのを思い出す。
彼のプライオリティは、『最低限の労働で最大限のマネーを得る。』にその時なったはず。
で、10年の間、転職を繰り返してスキルアップし、やっとフィンランドでその目標にたどり着いたわけだ。
私のプライオリティか、、
やはり家族との時間と対人関係を最小限にすることかな。
不特定多数の人と接すると本当に体調を崩しがちになる。
体は正直だな~とつくづく思うこの頃。
あなたのプライオリティは何ですか?