花組新人公演『アルカンシェル』キャスト別感想 | タカラヅカ 夢の彼方へ

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宝塚ファンです。花組 明日海りおさんを応援しています。

天城れいんさんの ご挨拶に 新人公演が出来たこと、1本物なので 演出の変更や それに対応して下さったスタッフの方々にも 感謝を 述べておられました。

同じ方向を 向いて お稽古していくことの 大切さなど  多くのことを学ぶことが出来た新人公演だったようで、感謝と これからの抱負など とても真摯にお話されて、真面目で誠実なお人柄を感じました。


キャスト別の感想です。


天城れいんさん(マルセル)

最初から 黒燕尾にハットとケーンで 緊張されたことと思いますが、ダンスが得意なので セットシャルマンとの ダンスは 余裕さえ 見えました。銀橋ソロや ダンスも多く、安定されていました。本役さんほどの カリスマ性を出すのは難しいですが、素敵でした。最初の方の 憤りが ちょっと不足して見えたので、優しい マルセルが 前面に出ていたように思います。葛藤や 苦悩が もう少しあると良いなと思いました。

カトリーヌとの デュエットや ラブシーンは 素敵でした。ラストシーンの 銀橋に みんなが並んで 歌うところで ジーンときました。

1幕ラストが 早々と 銀橋渡ってしまう演出だったので、余計に ラストシーンが ジーンときたのかもしれません。


七彩はづきさん(カトリーヌ)

お名前にピッタリな作品で ヒロインでしたね。

劇団のスターで 演出家に なるお役。しっかりとした お姉さんに 見えました。落ち着いておられましたね。歌も上手くて、スター歌手でした。オペラは もう少し上手く出来るだろうと思いました。緊張されたのかな。慰問での「待ちましょう」の歌唱も 素敵でした。

表情が 硬い気もしますが、可愛いです。


遼未来さん(フリードリッヒ)

甘いお顔立ちで 元花組の愛音羽麗さんに似ておられると思いました。歌もダンスも上手くて、かっこよかったです。ドイツ軍人なのと 音楽鑑賞が好きな普段の時との差を埋めるのが 難しいです。この役は 難しいと思います。アネットに 恋してる姿も いいです。アネットに キスしたあと ホテルのドアから出ていくときの 暗転が早くて、表情が よみとれなかったのが 残念に思いました。

銀橋ソロも ありますし、パリ爆破操作所の 場面など 難しかったと思いますが、感情も入っていて 上手かったと思います。


美空真瑠さん(イヴ)

歌も 台詞も 上手くて、驚くぐらいに自然でした。

少年イヴと 一緒に出ている場面もあり、身近な存在でした。レジスタンスに 入りたかったんですね。


夏希真斗さん(コンラート)

存在感のある方で、「野暮用で」と 上官の誘いを断って カトリーヌを連れ込んだのが おかしかったです。

髭が ちょっと下すぎない?と 気になってしょうがなかったです。歌もダンスも台詞も とても上手いです。本役さんのような スマートな紳士な感じは  難しいですが、これからに期待です。

新人公演で 時間が 迫っていて、間のある お芝居が 出来なかったのは残念でした。


花海凛さん(アネット)

声が 可愛くて、ほんと 「僕が見つけた ひばり」です。

お顔も可愛くて、台詞も明瞭で、真っ直ぐに フリードリッヒに向いているなと 思いました。

ラテンの場面がなかったので、歌手の 見せ場がなかったのは残念でしたが、フリードリッヒとのデュエットは 素敵でした。


光稀れんさん(ジョルジュ)

プロローグの 白燕尾から とても目立つお顔立ちで、目を引きました。台詞が 聞き取りやすくて、とっても良かったです。酒場で 立場の説明の台詞が入っていたり、楽屋での カトリーヌとの やりとりなど 変更点も多かったですが、上手かったと思います。捕虜を撃つ場面など 見所もあって 下級生ながら 大役に 挑戦されていました。星組の碧音斗和さんに 似ていると思いました。


宇咲瞬さん(ロベール)

明るくて 溌剌としている感じがしました。お顔が小さい! 側転の披露があったり、レジスタンスの ソロやダンスがあったりと 活躍されていました。

鏡くんや 遼くんなど 同期が 活躍されていますが、ぅさしゅんも 活躍が期待されます。


鏡星珠さん(ぺぺ)

本役さんよりは 若い設定なのかな?と思いました。歌もダンスも お得意ですが、今回は「フルフル」の歌唱。緊張はされていたと思いますが、深みもあって良かったと思います。イヴを 大事に思う気持ちが 表現されていたと思います。


真澄ゆかりさん(少年イヴ)

可愛いけど、しっかりとした少年で、歌も台詞もアコーディオンも とっても良かったと思います。

しっかりと劇団員の一員だと思いました。


美羽愛さん(アンヌ)

劇団員が集まっているときでも 一際 美しさが目立っていました。レジスタンス  かっこいいです。


美里玲奈さん(ポーラ)

本役さんは 男役さんですが、ピアノ担当のポーラ。

お姉さんの 綺咲愛里さんが ピアノ得意ですよね。美里さんも得意なのでしょうね。弾いておられました。

この方も  レジスタンスが 超かっこいい!


稀奈ゆいさん(シルヴィー)

「モンマルトルのピエロ」のコゼット役は もちろんバレリーナで 美しいのは 知ってる って 思いましたが、この方も レジスタンスが 超かっこいい!

コゼットの可愛らしさとの ギャップ!です。


愛蘭みこさん(マダム・ニコル)

とっても美人の興行主。キリリとして かっこいい。ソロもありましたし、美しいマダムでしたし、良かったです。セットシャルマンも 美しかったし、れいんくんと 美里さんと 3人並ぶところもあって 良かったです。


華路ららさん(フロント係)

推しが 本役さんなので、注目です。台詞は 二言ですが、聞き取りやすかったです。


滝みらいさん(フィリップ)

推しが 本役さんなので 、この方も注目です。

台詞は ないのですが、コーラスと レジスタンス場面でダンスされていました。かっこよかったです。

慰問の場面では、捕虜の役でした。

結局 フィリップは カトリーヌが帰還した時には 出てないんですね。