これまで、備前国と備中国の総社宮、国府跡、一宮は、それぞれ一度は回ったことがあるのですが、美作国はいずれもまだでしたので、本日、出かけることにしました。
津山口駅から北に向かって歩いていきます。まず、旧出雲街道を目指します。
旧出雲街道に近づいてきました。いい感じです。
このあたりからは、前に旧出雲街道歩きで訪れたところと重なります。⇒旧出雲街道を歩く 五日目(西勝間田~美作千代)2018/06/04 3/4
旧出雲街道沿いに作州民芸館があります。
翁橋です。
徳守神社に着きました。創建は奈良時代ですが戦国時代に焼失し、津山藩主森忠政が再興しました。今の建物は二代藩主森長継が中山造りにより再建したものです。本殿は県指定重文。木鼻やかえる股に見事な装飾が施され、桃山時代の特徴をよく残しています。秋の神輿が有名です。
ちなみに中山造りとはこんな感じです。↓(右上)
徳守神社の御神輿。
このあたりは宮脇町です。
旧出雲街道を越えて、さらに北に向かいます。
美作総社宮です。713年備前国から分割して美作国が作られ、美作65郷を合祀して総社宮とされました。本殿は1562年に毛利元就により築造されたもので国指定重文。入母屋造妻入で美作地方独特と言われる中山造。
総社宮から見下ろしたところ。
総社宮近くのお寺が美作国府跡です。
さらに北に向かっていきます。
美作一宮の中山神社です。707年の創建。本殿は1559年尼子氏の再建によるもので、国指定重文。美作独特の中山造りは、ここが基本になっています。
おもろい顔の狛犬。
こちらはケツ高上げ系の狛犬。
さすが一宮だけあって名木が多いですね。
中山神社はここらへんにあります。