この日も前日に続いて竹内街道を歩きました。
前日と同じく、青春１８きっぷで天王寺まで来て、そこから近鉄に乗り換えて藤井寺まで行き、歩いて野中寺に向かいました。10:02:47
昨日の終点、野中寺から街道に復帰、歩き始めます。 10:26:00
南下し、高台を上ります。高台を降り始めたところに善正寺跡があります。
高台を降りて行くと峯ケ塚古墳墳丘があります。長さ９８ｍの前方後円墳。築造時期は５．６世紀、副葬品にすぐれ大王程度の古墳と推定されています。11:01:15
峯ケ塚古墳から北東数百ｍの所に応神天皇陵があり、また、北東には応神天皇陵、南東には日本武尊陵など大王陵が多く存在し、古市古墳群と呼ばれています。４～６世紀の築造。山辺の道にある箸墓、崇神天皇陵を中心とした柳本古墳群、仁徳天皇陵の百舌鳥古墳群と大王ヤマト地域から大阪、河内地方へ移ってきています。
軽里北から南東へ入っていきます。ウオーキングトレイルとして整備されています。いい感じの道になってきます。11:11:12
日本武尊白鳥陵が見えてきます。日本武尊が白鳥に姿を変え最後に降り立った地とされており、羽曳野の由来になっています。 11:17:45
古市駅踏切を渡ると白鳥神社があります。11:33:06
途中に西琳寺があります。欽明天皇の勅願寺として建立された向原寺が起源で８世紀後半、百済系渡来人の王仁博士の後裔である西文氏が開基とされています。 11:46:07
境内には舎利孔と添柱穴をもつ巨大な塔心礎と叡尊五輪塔と呼ばれる塔が残っています。
西琳寺の門をでて街道に戻ります。道は鍵型に曲がっており、蓑の辻といいます。
竹内街道、東高野街道が交わる地点で江戸時代大変賑わったそうです。 11:57:02
（プレート）
東へ歩き、石川に架かる臥龍橋を渡って右折、１６６号線に沿って歩いていきます。 12:09:24
川向の道標があります。12:13:54
近鉄駒ヶ谷駅近くの逢阪橋を渡って旧道に入っていきます。いい感じの町並みが続きます。 12:30:53
歩いてまもなく左側に杜本神社があります。 12:41:11
杜本神社は式内神名大社だそうです。祭神は経津主命、経津主姫命、平安初期には百済宿禰永継とその祖先の飛鳥戸氏を祭る神社で、平安時代前期の「延喜式」「神名帳」の明神大社でしたが、織田信長の高屋城攻めの兵火を受けて焼失し、江戸時代に金剛輪寺の住職・覚峰によって再興されて現在に至っているとのことです。
月読橋の袂に伊勢燈篭が建っています。 12:49:07
役行者錫杖水道しるべと地蔵菩薩像があります。12:58:47
近鉄・上ノ太子駅前を通り、この先で踏切を越え、５００ｍほどで、南河内郡太子町春日に入ります。マンホール蓋「和を以って貴しと為す」13:30:13
踏切を越えて最初の信号で国道１６６号線と分岐、信号を直進、ゆるい上り坂を行きます。 13:40:27
春日西交差点で直進し車道と分かれて、旧道に入ると、旧家が並ぶいい感じの道です。 13:51:58
しゃれてますね。14:03:08
六枚橋を渡り、竹内街道の案内標を見ながら竹内峠へ向います。14:07:15
坂を上っていきます。 14:11:56
旧山本家住宅です。
旧街道の面影が残っています。
峠に向かって上っていきます。 14:42:02
峠手前に河内国山田郷役行者遺跡があるとのことですが、これでしょうか。ダンプがビュンビュン通るので向こうに渡って確認することができませんでした。 15:07:36
竹内峠頂上です。ここから奈良県に入ります。ここから裏道を通っていきます。 15:08:00
竹内集落に入っていきます。集落の中を竹内街道は一直線に東西にのびています。 15:37:53
当麻町のマンホール蓋。15:38:18
道の両側に伝統的な大和造りの家屋が並び、瓦には大黒様の像が立っています。15:41:50
もうすぐです。 16:00:21
長尾神社です。本殿は二社並び素木の春日造を基本にした紫宸殿造で、軒は二重繁垂木、桧皮葺の屋根には千木カ堅魚木が配されています。 16:06:05
長尾神社の狛蛙です。 16:11:06
これで竹内街道踏破とします。ここから磐城駅から天王寺駅まで出て、青春１８きっぷでトボトボ帰路につきました。
