木火土金水 ④ 「金」 | Hanaeのひとりごと @Paris

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第4回目の今日は「金」。

早く終わらせないと飽きてしまうので 勢いで書いておりますが、なんとか4回まで到達です。

さて、この「金」も、イメージが難しいシンボルかもしれません。

金とは言え、キラキラなゴールドを表しているのでは もちろんなく、石や鉱物、鉄( ゴールドも含まれますけどね) を意味しています。

「金」にあたる臓器は、肺と大腸。
呼吸を司る肺と、消化器であり水分吸収をしている大腸が 何故同じグループなのか? 
更には 何故に「金」なのか?
ちょっと不思議な感じがしてしまいます。

さて、では今まで同様にイメージしていきましょう。

これまでの3つのシンボルで、もうピンときている方もいるかもしれませんが、イメージの一つは 「手入れの行き届いた」状態です。
人の手が加えられ、整えられ、調整されている状態。

木では 美しく整えられた庭園。
火では 暖炉の炎
土では ガイア(豊かな大地の女神)。言い換えれば手入れの行き届いた田畑です。

それでは、「金」はなんでしょう?

それは、人により創作された「矛盾」です。
「盾」(鎧) は 自身を守るもの。そして「矛」(刀) は 本来は創作 表現 そして生きる為の(調理など)道具でした。

(( 戦争など 人と人が戦う行為は、人間の二次的欲求に値するのでここでは触れません。より本質的な意味で考えていきます。))

鎧と刀、守りと表現。

すでに 二極にある この2つ。「金」は、他のシンボルに比べても 二極が大きなテーマになっているように思います。

守りと表現、内に入ることと 外へ表すこと。

まるで呼吸と同じです。
肺は、呼吸。 吐いて吸う。
大腸は消化。水分を吸収して 個体を放つ。

全てに共通する この内側と外側 というキーワード。
ここに、この「金」の共通点、そして重要な核があるのでしょう。

手入れの行き届いた「刀」そして「鎧」、これが一つ目の「金」のイメージです。

まずは「刀」から見ていきましょう。

刀を持ってすれば、自分の好きなように物を切ったり、作ったりすることができますよね。
ですから、刀「金」は「自由な自己表現」を意味します。

自己を表現すること、それは 自己の内側を外へ向けて表出すること。
自分の中のパーソナリティやアイデンティティを解き放つことでもあります。

では、放ったあとは どうなるのでしょう?
放ちっぱなしという訳にはいきません。
放ち、空になった場へは、必ず何かが流れ込む。
二極あるところには、必ず流動が起こるのです。
それも、とても自然な動きで。

まずは 自身を解き放つ、さすれば 自然に流れ入る。

バランス、調和、吐いた分だけ流れ込む。
外から内へ、自分が刀を置いたとき、呼吸でいえば吸い込むとき、自然な流動が起こるのです。

その 自己表現の対として 流入するもの、それが「鎧」です。「鎧」が守るもの、それは自分自身。自己のパーソナリティであり、アイデンティティです。

表現すれば表現するほど、更なる自由なアイデンティティが 湧き上がる。
なんてステキなことでしょう。

私は一時期、「金」のことを「ダイヤ」に例えて表現していましたが、「金」の流動が滞りなく流れる時、それはダイヤのような輝きを纏うのではないかと思っています。

その感情は、「自由」「自然体」「自己認識」。
表現が非常に難しいのですが、なんであれ バランスのとれた状態です。


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では、その対極。

対極にある「金」は バランスの崩れた「矛盾」です。イメージは、捨てられて雨風に晒され 切れなくなってしまった刀と 同様に錆びついて思うように動かなくなってしまった鎧。

切れない = 表現できない。選択できない。

表現できず、何も選べず、どんどん周りの殻が厚くなり、最終的には自分の内に閉じこもってしまう。
動き(自由)を束縛される鎧は、非常に不自由です。自由なアイデンティティが束縛され、まるで囚われの身のような心地になるでしょう。


感情で言えば、自己を表現できないって 悲しいですよね。動きが取れず、フラストレーションが溜まり、欲求不満が募ります。

こんな時も、人生にはありますけれどね。

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さて、「金」のサイクルは「秋」です。
収穫の秋、果実の実る美味しい季節。

実った果実は 自分をとびきりの香りでアピールします。(熟す時、自己表現、香り、鼻)

そして、感覚器は言わずと知れた「鼻」= 嗅覚です。


呼吸とともに、香りを感じる鼻。
ここにも二極が起こり、外界の香りを感じること、そして自身の匂いを感じること、の両方を意味します。

外界の香りを感じて、周りを知ること。
そして 自身の匂いを感じて、自己を受け入れること。
どちらも大切なことですね。


さて、とりあえずこんな感じで。
さっくり「水」に移ろうと思います。

まずは 5つのエレメントを書き上げて、そこから修正いれますね。


では、次回は「水」。

水の感情は「恐怖」と言われています。
では、その対局の感情は なんでしょう??

ちょっぴり考えてみてくださいね!