死ぬ時、まさにその瞬間、流れている音楽はきっと選べない。そして恐らく、音楽など流れていない瞬間に死ぬのだと思う。それがずっと悔しくてやりきれない。死ぬ時くらいは底抜けに幸せなミュージックに包まれて死にたい。


そんなことを思いながらThe 1975が数日前に発表した新曲「Me & You Together Song」ばかり聴いている。少々破天荒な女の子に恋をした男の子のピュアなラブソングだ。すっかり心を奪われた彼は彼女とあたたかい家庭を持つことを想像したりして、まあその恋はそんなに上手くはいかなさそうなんだけど、とにかく彼女にずっと恋をしている、と言った内容の歌詞だと思う(英語は苦手なので間違っていたら恥ずかしいな…)。爽やかなUKギターロック。そして少しだけ懐かしい。行ったことのないはずの移動式遊園地の景色が目に浮かんでくるような。袖を通したことのないはずのセーターの着古した毛足の感触が肌を撫でるような。


何がいいってまず曲名がいいよね。ミーアンドユートゥギャザーソング。いつかわたしもミーアンドユーはトゥギャザーだって言いたい。わたしも!!!言いたい!!!!!なんか泣いちゃいそうだな。幸せについて考える時いつも、わたしは泣きそうになる。