ひさしぶりに、ゆっくり本を読んだ。
長野まゆみの「東京少年」。
やっぱり素敵だ、と思う。




長野まゆみの作品は少年同士の愛を描いたものが多いのですが、
これはまさにボーイズ・ラブ!って感じ。
(あ、私はボーイズ・ラブ好きというわけではないです 笑)




何処までも繊細で、純粋で、それ故に傷跡が残る。
しかし、その傷口が塞がることは、純粋を失うことを意味する。
だから、消えない傷を求めるのです。




あぁぁぁぁ長野まゆみが好きだ好きだ好きだ。
"愛しい、恋しい、思う故に胸が酷く苦しい"・・・こんな想いを抱いてしまうほど!
流麗で綺麗な文章と、硬質なようで儚い世界観は、唯一無二だと思う。




しかし、長野まゆみの作品は、何であんなに食べ物やお菓子がおいしそうなのかしら。
コーヒーに、あわ立てたミルクと蜂蜜・・・試してみようー・・・・・