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もとより大正・昭和初期の少女文化が大好きな私ですが、
挿絵画家の高畠華宵先生を、とにかく敬愛しているのです。
今日も何となく「華宵のおしゃれ教室-麗し乙女のロマンチック・バイブル-」を手にしたらば、
すっかりとチャームされてしまいましたの。(こう云う、昔の少女口調も大好き 笑)



華宵先生は、当時の少女雑誌である少女画報などの挿絵で一世を風靡した挿絵画家です。
その御絵は美しく、あえかでありながらも何処かフェティッシュを感じさせます。
先生のお描きになる美少年は凛としていながらも、何処か両性具有の妖しさを放ち、
美少女は可憐でありながら、計算高さと冷酷さを持ち合わせているのです。



私は華宵先生の御絵のような、美しくてノーブルで賢くて、近寄り難い少女に憧れます。
中原淳一先生の少女も素敵だけど、少し可愛過ぎる、というか良いコちゃん過ぎるのですよね。
影や闇…そういった要素は美しさを際立たせます。これは音楽でも絵でも、何でも同じですね。



吉屋信子を愛読し、華宵先生に憧れる私は、生まれて来る時代を間違えたのではないでしょうか…
今も、少女画報のような雑誌があればいいのに。



とりあえず、あえかな少女への道は、
化粧水をヘチマコロンに、洗顔を糠にするところから始めませう。(嘘)