前日 主治医から今後の話をしたいと言われ
ダーの病室に行く前に主治医に会いに行きました。
主治医はまず最近のレントゲンとCTを見せてくれました。
放射線科のコメントは腫瘍増大、
胸膜にそってある腫瘍は5センチ近くまで大きく成っていました。
その上さらに増えています。
「5センチまで大きくなっていたんですね・・・」
本人が痛がって押さえているのはこれが原因だったんだ。
「いま日を追うごとに状態が
悪くなっているでしょ。
これから1ヶ月2ヶ月と
きびしくなっていくと思います。
今後のことなんだけど本人にこの状況を
全部話すと気持ちがくしゃっと
つぶれてしまうと思うんだよね
会社もあるしどうしようかと思って」
「それなんですけれどこれを
私が決めてしまっていいのか
考えてしまうところなんです」
「僕は○○さんと歳が近いから思うんだけど
動けるうちにいろいろやっておきたいことって
あるんだと思うんだよね。
僕だったら言ってもらって
出来るうちにやりたいと思うよ。
会社は○○さんが抜けても続けていけるの?」
主治医はダーの性格そして会社の事までも
心配してくれています。
「本人はまだ1年先を見て仕事もしています。
ここでこの状況を全部は言えないです。
今回の退院の時は全部言うのでなく
まだ希望をもった感じで話してもらえますか。
本人には隠すつもりはありませんが
体調が悪くなっていくと思うので
その状況をみて話していこうと思います」
「仕事もしているから治療もしてがんばれて
今の状況があると思うよ。
話は奥さんが言うのはつらいと思うから
それは僕から話すから。」
「治療も今の状況で攻めの治療は
逆に厳しいと思います。
効く可能性も低いですよね。」
「奏功率は10~20%かな。
とりあえず次は今の治療をと思っているけれど
アバスチンだけで行こうかなって思っている」
「私もアバスチンだけはどうかなって
聞こうと思っていました。
アリムタは吐き気が強いので
今の状態では厳しいかなって。
そのあとオプジーボをまたやるっていうのは
可能なんですか?」
「それも出来るよ。
でも体調が悪いといろいろ出てきちゃうかも
しれないからそこが難しいところだよね。
でも本人何も治療しないっていうのは
気持ち的に厳しいと思うよ。
以前やったTS-1やってもいいし」
話が治療の為の抗ガン剤でなく
ダーの精神上の為の治療へとなってきています。
オプジーボがまた出来るというのは
選択肢が増えて嬉しかったです。
ひとつ気になっていた事があり
以前やった遺伝子検査のある遺伝子の事を
聞きましたがそれも治療につながる変異は
やはりありませんでした。
主治医との話は
・退院時はそこまで厳しいとは話さない。
(CTも増大のところは見せないでさらっと済ますとの事)
・来週アバスチンだけ打つ。
・状態を見て本人には状況をつげる
と言うことになりました。
最後にリビングニーズがおりた事のお礼を言いました。
この日気胸も大丈夫だということで
ドレーンが抜かれていました。
そして金曜日(今日)の外出の許可も出してくれていました。
今日久しぶりに病院をでて家に帰ってきました。
最近痛みが増してきていて
フェントステープ4mgの他に
オキノームも日に何回か飲んでいます。
夕飯は家で小さめのおにぎりと
小さなハンバーグ+白菜のスープ
食後にリンゴを食べました。
病院よりは食べられたね。
夜病院に戻りましたがこれで問題なければ
明日退院出来ることになりました。
一時はいつ退院できるか愕然としていたのですが
家に帰ってこられそうでほっとしました。
しかし今後厳しい展開が待っていると思います。
ダーが1日でも我が家で穏やかにすごせるように
サポートしていこうと思っています
会社をどうするかそのうちにダーと
話さないといけない日が来ると思います。
私がしっかり受け止めなければいけなんいだけれども
果たしてどこまでできるのだろうか。
最近睡眠がとれない日が続いています。